【CJC=東京】ジミー・カーター元米大統領(91)が6日、脳に見つかった腫瘍の治療が成功したことを明らかにした。地元ジョージア州プレーンズのマラナタ・バプテスト教会で担当している日曜学校の生徒らに話した。地元メディアが報じた。
ノーベル平和賞受賞者で世界的な人道支援活動でも知られるカーター氏は、8月に肝臓の腫瘍摘出手術を受けたが、その際に脳内4カ所にがんの一種であるメラノーマ(悪性黒色腫)が見つかったと公表していた。
カーター氏が明らかにしたところでは、直近に受けたMRI(磁気共鳴画像装置)検査では、メラノーマがすべて消え、新たながんもなかったという。
カーター氏が「今週スキャンを受けたら、がんはなくなっていた」と報告したところ、教会にいた全員が立ち上がって拍手したという。