横浜市港南区の「港南台かもめ団地」の一室で、カバンの中に入れられた成人女性とみられる遺体が発見された事件で、遺体はこの部屋に息子と同居する87歳の母親とみられることが分かった。49歳の息子とは連絡が取れない状態だという。テレビ朝日などが伝えた。
遺体が発見されたのは、JR港南台駅から徒歩8分の港南台かもめ団地にある集合住宅の7階の一室。港南台かもめ団地には16棟の建物がある。遺体はかなり腐敗が進んでおり、死後数週間以上たっているとみられるという。
この部屋は、家賃の滞納が続いており、12日午前に部屋を訪れた横浜地裁の男性執行官(56)が遺体を発見し通報した。時事通信によると、執行官が訪れた際、部屋は鍵がかかっていたが、管理人から合鍵を借りて部屋に入ったという。
また、遺体は膝を折り曲げてカバンに入れられていたという。これまでの報道によると、カバンはボストンバッグ。警察は死体遺棄の疑いで調査を進めている。