コヘレトの言葉(伝道者の書)
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コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(24)新約聖書へ続く 臼田宣弘
24回にわたって執筆してきた本コラムも、今回が最終回になります。12章9~14節を読みます。この箇所は、編集者の言葉であるといわれています。その理由は、「コヘレトは」と3人称で書き始められ、一気に最後まで続いているからというものです。
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コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(23)老いと死 臼田宣弘
今回は、12章1~8節を読みます。この箇所を読むと頭に浮かぶのが、『讃美歌21』の548番と549番です。この2曲は、メロディーは違いますが、歌詞は同じです。その1~3節を記します。
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コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(22)光と崩壊、そして裁き 臼田宣弘
今回は11章7~10節を読みますが、まず、今までのことを少し振り返りたいと思います。コヘレトの言葉をここまで読んできて、私はこの書の4章以降には、2つの論点があると考えるようになりました。
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コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(21)それでも種を蒔き続けよ 臼田宣弘
今回は、10章18節~11章6節を読みます。コヘレトの言葉は、9章11節からペガ(偶発的な事故)が主題となっています。そこでは、ペガは「人の知恵や徳とは無関係に、偶発的に降りかかる打撃」という観点から語られていました。
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コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(20)言葉と愚かさ 臼田宣弘
今回は、10章11~17節を読みます。前々回から、ドストエフスキーの小説『白痴』との併せ読みをしています。今回は、亀山郁夫訳の文庫版の『白痴(2)』、つまりこの小説の第2部から、その6~9章とコヘレトの言葉を併せ読みたいと思います。
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コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(19)不条理に現実的に対処する知恵 臼田宣弘
9章11節から「ペガ」についてお伝えしてきました。ペガは、コヘレトの言葉全体が伝える「不条理」という世界の在り方が、「ある時」(ヘブライ語で「エート」)に、一つの出来事として立ち現れる瞬間といえるかもしれません。
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コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(18)町を救った貧しい男 臼田宣弘
明けましておめでとうございます。さて、教会歴では降誕節を過ごしています。日本では、12月25日が過ぎるとクリスマスは既に終わってしまったように思えますが、聖書ではこれからいろいろな人物が活躍する時です。
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コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(17)「制御不能な突然の出来事」 臼田宣弘
今回は、9章11~12節を読みます。けれどもその前に、今回との関連で、コヘレトの言葉全体の区切りについて考えていることを記しておきます。今回の箇所は、内容的に前回までの箇所からがらりと変わります。
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コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(16)「生きているだけで丸もうけ」 臼田宣弘
今回は、9章1~10節を読みます。その前に確認しておきたいことがあります。第13回で、コヘレトの言葉全体の集中構造分析においては、7章25~29節が中核部であることをお伝えしました。集中構造の中核部は、通常は内容的にも中心部になるはずです。
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コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(15)不条理と神の業の不可知性 臼田宣弘
今回は、8章10~17節を読みます。10~14節は、コヘレトに特徴的な「空」(へベル、私は「儚(はかな)い」という訳を取ります)という語が繰り返されています。ヘベルは、「不条理を生きる人間のありさま」と表現することもできると思います。
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コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(14)抗黙示思想と現代 臼田宣弘
今回は、8章1~9節を読みます。私はこの箇所を一つの段落と捉えています。前回お伝えしましたように、8章1節aは、7章23~24節と共に、コヘレトの言葉全体の集中構造分析における中核部(7章25~29節)を挟んでいる言葉です。
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コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(13)知恵と判断 臼田宣弘
今回は、7章23~29節を読みます。第5回で3章1~17節を読みましたが、その際に当該箇所は集中構造になっていることをお伝えしました。実は、コヘレトの言葉は1~12章の全体も集中構造になっているとされます。
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コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(12)ボンヘッファーが愛読していたコヘレト 臼田宣弘
今回は、7章15~22節を読みます。15節は18節とのつながりが強い(恐らく修辞法のインクルージオとして16~17節を囲い込んでいる)と思いますので、16~17節と、15節と18節という区切りでまず読み、その後に19~22節を読みます。
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コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(11)抗黙示思想と今この時のトーブ 臼田宣弘
今回は、6章10節b~7章14節を読みます。ところで、旧約聖書のヘブライ語原典を見ますと、コヘレトの言葉の7章の冒頭には「セトゥーマー」と呼ばれる記号が付されています。これは、文中の区切りを示す記号です。
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コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(10)抗黙示思想 臼田宣弘
今回は、6章1節~10節aを読みます。ここから、コヘレトの言葉で特徴的な「抗黙示思想」がより鮮明に現れ始め、その傾向は8章まで続きます。そこでまず、黙示思想とは何か、コヘレトはどういった黙示思想に抗しているのか、についてお伝えしておきます。
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コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(9)心地よく食べ、心地よく眠るということ 臼田宣弘
今回は、5章9~19節(新改訳、現代訳では10~20節)を読みます。この箇所の背景には、プトレマイオス2世時代のエジプトがあるように思えます。
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コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(8)天におられる神を礼拝する 臼田宣弘
今回は4章13節~5章8節を読みますが、最初に、私が考えているこの箇所のインクルージオ(囲い込み)構造について説明しておきたいと思います。ここは、「王-神-王」というインクルージオ構造になっています。
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コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(7)共同体の重視 臼田宣弘
今回は4章1~12節を読みますが、その前に、前回扱った箇所のうちの3章20~21節について、少し補足をしておきたいと思います。私は、コヘレトの時代を紀元前250年ごろと見ています。
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コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(6)神の御手の内にある死という運命 臼田宣弘
今回は、3章18~22節を読みます。その前に、前回触れた5節前半の「石を投げるに時があり、石を集めるに時がある」について、私が考えていることを記しておきます。石を投げるという行為は、戦場における攻撃を意味していると考えられます。
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コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘
今回は「時の賛歌」といわれる3章1~17節を読みます。ちなみに、この原稿を書き上げた日は、くしくも「時の記念日」である6月10日でした。この箇所は集中構造になっていますので、その分析によって聖書本文を提示します。
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