国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館(長崎市平野町)が完成し、6日となる今日、一般公開される。昨年8月に広島で会館した原爆死没者追悼平和祈念館が記憶に新しいが、長崎でもそれに続き、国によって建設された。5日に行われた開館式には被爆者代浮逍?P20人が出席した。
開館式では、山口仙二・日本原水爆被害者団体協議会代譜マ員が挨拶し、核兵器廃絶を願う人々の思いを訴えた。式典後、「追悼空間」へ移動した出席者は、死没者名簿の保管されている棚の前にある献花台に白いバラを供えた。
開館した長崎の平和祈念館は述べ約3000平方メートル。地下階にある「追悼空間」には死没者名簿のほか、被爆体験の手記や被爆して亡くなった犠牲者の遺影が公開されている。最上階に置かれたコンクリート製の円盤には水が張られ、水を求めて亡くなった被爆者たちへの追悼の意を浮オている。最近では国内外で和平運動が盛んに行われているが、今回の平和祈念館にも多くの人々が訪れ、戦争のない世界平和を願うだろう。