主はこう仰せられる。「あなたがたのために、わたしはバビロンに使いを送り、彼らの横木をみな突き落とし、カルデヤ人を喜び歌っている船から突き落とす。わたしは主、あなたがたの聖なる者、イスラエルの創造者、あなたがたの王である。」・・・「先の事どもを思い出すな。昔の事どもを考えるな。見よ。わたしは新しい事をする。今、もうそれが起ころうとしている。あなたがたは、それを知らないのか。確かに、わたしは荒野に道を、荒地に川を設ける。野の獣、ジャッカルや、だちょうも、わたしをあがめる。・・・わたしのために造ったこの民はわたしの栄誉を宣べ伝えよう。」(イザヤ43:14~21)
1年を締めくくる時期です。教会で主の臨在に触れ、真の神様だけが与えることのできる大きな祝福をつかみ取りましょう。そして、根本的に造り変えていただき、新しい祝福を求めていきたいと願います。
コロナの規制が緩和されましたが、すぐには元の状況に戻らない様子です。しかし、何となく徐々に元に戻るのではなく、新しい時代に向けて新しい思いで歩むようにと神様に促されています。そこで、何となくそれを願うのか、恵まれて本当に新鮮な信仰をもって向き合うかで結果は大きく違ってきます。
今日の聖書から、新しい時代に突入する心構えを分かち合いたいと思います。ここでは、主の語られた全く新しいこと、今は想像できないような新しいことを考えるよう主によって促されています。バビロンでとらわれの身となっていたイスラエル人に、回復の預言が語られたのです。あなたがたを捕虜にしていたバビロニアの人々やカルデヤ人から解放して自由にするという預言です。4つのことを学びましょう。
1. 古い考えや習慣からの解放
イスラエル人は、長い間捕虜、奴隷として生きていたため、みじめで貧しい時代を過ごしていました。そのため、バビロンから解放された後も、そのような思いから抜け出せずにいました。
私たちも、日本の教会として、救いと癒やしの約束、聖霊の力強い働きを信じて、リバイバルを求めてきました。しかし、長年にわたる、人々のかたくなさや、さまざまな大きな壁があり、困難や失敗を経験して、混迷の中にあります。
そのような負け犬根性が染み付いているなら、主によって取り除いていただき、過去の失敗経験や古い習慣から解放されましょう。
2. 新鮮な神の御業が現される
この御言葉通り、神は必ず新しいことをしてくださいます。古い考えに固執して、古いことしかできない神様ではありません。全く新しい世界を造る、創造主としてのユニークな働きをして事をなすことができるということを知る者となりましょう。
本当に神は、荒野に道を、荒れ地に川を造られ、全く新しいことをなしてくださると信じましょう。
3. 神のスケールで考える
存在しなかったことを実現できる、神の偉大さ、可能性の大きさを忘れてはなりません。私たちの知識や経験からしか考えることができないでいると、神の業にまで枠を作って制限してしまいます。
人間の経験では計り知れないユニークなこと、新しいことをなさる神です。神が、私たちの想像の枠をはるかに越える、あり得ないことをしてくださる方であることを信じ、宣言する者となりましょう。
4. 常に希望を失わない
人間には想像もできないことをされる神を信じる者として、過去の経験ではなく、未来への希望を語る者になりましょう。神の栄光をあがめる者になることを想像し、希望を抱きましょう。
キリストによる新時代を宣言しましょう。奴隷の時代は終わり、新しい時代が始まりました。コロナ後の世界は文字通り新しい日常になります。古びたものを断ち切って、日常の必要が満たされるという小さな枠ではなく、新しい時代に踏み出し、新しい教会が生まれるように祈り、新しい考えで行動しましょう。
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