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隠れている富 佐々木満男

2026年2月11日21時04分 コラムニスト : 佐々木満男
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1. 海底の鉱物資源

内閣府と海洋研究開発機構(JAMSTEC)は2026年2月2日、世界に先駆けて、小笠原諸島・南鳥島沖の水深約6千メートルの海底からレアアース(希土類)を含むとされる泥の引き上げに成功したと発表し、全世界の注目を集めた。

その埋蔵量は1600万トンと推定され、中国、ブラジルに次ぐ世界第3位の量である。レアアースは、半導体を含むスマホなどのハイテク製品、電気自動車、医療機器などの現代の最先端技術製品にとっての必須素材である。

これまで、日本は鉱物資源のない国(資源小国)と思われてきたが、実は、日本の領土には、地下、海底にまだ発掘されていない無限の鉱物資源が眠っていることが分かってきた。

そもそも日本の国土面積は、約37・8万平方キロで世界60位であるが、日本政府が領有権を主張している領海・排他的経済水域(EEZ)は約447万平方キロとなっており、世界第6位であり、実は、日本は世界有数の資源大国なのである。

この日本の快挙に刺激され、今後、世界各国の地下、海底資源の発見・開発に拍車がかかるものと思われる。資源はもともと存在しているのであるが、人間がそれを発見して開発するまでは隠れているのである。

2. 人間の能力資源

万物の創造主・全知全能の父なる神にそっくりに造られた神の子である人間の能力は無限である。それは潜在能力として人間の中に深く眠っている。それを引き出すのが教育である。「教育」は英語では「エデュケーション(education)」であるが、その元来の意味は、「引き出す」ということである。

「人間の能力は、努力し続けることによって無限に広がるのです。何かをしようとするとき、まず、『人間の能力は無限である』と信じ、『何としても成し遂げたい』という強い願望で努力を続けることです」

こう言って、常に自分自身の持つ「無限の可能性」を信じ、勇気をもって挑戦する姿勢の大切さを強調するのは、ゼロからスタートした京セラを世界のトップメーカーに発展させた稲盛和夫氏である。稲盛氏は、第二電電(現・KDDI)の創立者であり、倒産寸前の日本航空を短期間にV字逆転再生させて救済した立役者でもある。

人生を豊かにする文化も、生活を便利にする文明も、神の子として造られた人間の持つ潜在能力が引き出され、発揮された結果である。人間の能力もそれが発見され、引き出されるまでは隠れているのである。

神を信じる者は、「からし種一粒の信仰があれば、どんなことでもできるのだ」という不可能をも可能にする確信を持つことができる(マタイ17:20)。

3. 神の無限の資源

聖書によれば、父なる神は、人間を含む宇宙万物の創造主である。地上に現れている富も、地下や海底に隠れている富も、全て神が人間のために創造したものである。私たちは神の恵みであるこの世の富を発見して開発し、文化や文明の発展のために用い、これを人々と分かち合うことによって共に豊かな生活を享受することができる。

しかし、神の富はこの世限りの「物的な富」に限られない。人間を真に幸せにするのは、愛、喜び、平安、希望、信仰という神と人間との信仰による交わりから得られる、「霊的な富」である。信仰や希望、愛などはいつまでも続くからである(Ⅰコリント13:13)。

イエスは、世の富を積むことにあくせくしないで、天に富を積む努力をしなさいと語っている(マタイ6:19~21)。

たとえ、全世界を自分のものにしても、永遠のいのちを失ってしまったら、何の得になるでしょう。いったい、永遠のいのちほど価値のあるものが、ほかにあるでしょうか。(マタイ16:26、リビングバイブル)

◇

佐々木満男

佐々木満男

(ささき・みつお)

弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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