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ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(10月11日):グローバル 幻にとらえられた神の人カニングハム、天に帰る

2023年10月11日11時19分 執筆者 : 石野博
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関連タグ:ユース・ウィズ・ア・ミッション(YWAM)

ユース・ウィズ・ア・ミッション(YWAM)を創設した世界的伝道者ローレン・カニングハム氏が、88歳でハワイ島コナにて逝去した。

カニングハム氏はキリストと大宣教命令(マルコ16:15)のために、地球上の全ての主権国家、全ての従属国、100以上の領土と島々を旅した史上初の人物であった。そして今、彼はその使い古されたパスポートにもう一つのスタンプを加えた。YWAMの公式発表によると、そのスタンプには「天国へ!」と銘打たれているという。

カニングハム氏は「宣教の規制撤廃者」と評されている。彼は、若者たちに短期宣教を呼びかけ、世界規模での奉仕を促し、自分たちで支援を募ったのだ。その結果、何百万人もの若者が、福音を宣べ伝えるために世界中に派遣されることになった。彼が1960年に立ち上げた宣教団体は、現在では世界200カ国以上にまたがる2千以上の拠点を持つまでに広がり、何万人ものフルタイムのスタッフが奉仕している。

カニングハム氏は48年、13歳の時、リバイバル集会でマルコによる福音書16章15節の「全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい」から説かれたメッセージによってチャレンジを受け、宣教の召しに応じた。

56年、彼がバハマにいたとき、主から驚くべきビジョンを受けた。宣教師の家に滞在していた彼は、ベッドの横にひざまずいて、その夜に話すメッセージの準備をして祈っていた。彼はその時の体験を次のように記録している。

「私は世界地図の幻を見ていましたが、突然、地図だけが生きて動き始めたのです。全ての大陸が見え、それらの海岸に波が打ち寄せていました。それぞれの波が大陸にぶつかっては引いていき、さらにぶつかっては大陸を完全に覆い尽くしてしまったのです。私が見ていると、その波が若者たちになり、私と同年代の子どもたちやもっと若い子どもたちが、地球上の全ての大陸を覆っていったのです。彼らは街角やバーの外で人々に話しかけていました。家から家へと福音を伝えて回り、彼らはどこからでもやって来て、どこへでも行く。そして人々の世話をしていたのです。そこでその光景は突然消えました」

YWAMによると、カニングハム氏のリーダーシップの下で開始された世界的なイニシアチブの中には、YWAMオリンピック・アウトリーチ、ユニバーシティ・オブ・ザ・ネイションズ、YWAMシップス(現在28隻の船が最も孤立した島々や海岸地帯で奉仕している)、そして彼が感化したリーダーたちによって生み出された他の無数のミニストリーが含まれる。

カニングハム氏は、全てのキリスト者が宣教師であり、宣教の「規制緩和」が必要だと信じていた。言い換えればそれは、世界の教会は宣教に対する見方や取り組みを変える必要があるということだ。「宣教はどこにいても、たとえ経済界にいてもできる。キリスト者がそうするとき、私たちは大宣教命令を完遂することができるのです」と彼は言っていた。

今年の4月14日、世界的な宣教団体OMの創設者で同世代の主の器ジョージ・バウワー氏が召されたが(4月22日世界宣教祈祷課題参照)、また一人、大きな幻を追い続けた神の人が天に帰っていった。カニングハム氏もまた、輝き渡る星のように、天に登録される義人の碑に刻まれたことだろう。

カニングハム氏を召した御言葉「全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい」に応え、彼のバトンを引き受けて走る走者を、全地をあまねく見渡して主なる神は探しておられる。もし信じるなら、あなたもそのようなランナーの一人になろう。

カニングハム氏やバウワー氏のように、幻にうなされ、とらえられる若者たちがおびただしい群れのように起こされ、全ての造られた者に福音が宣べ伝えられて世界宣教が達成するように祈っていただきたい。

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:ユース・ウィズ・ア・ミッション(YWAM)
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