東にスリナム、西にベネズエラ、南にブラジルと国境を接するガイアナは、北はカリブ海と大西洋に面し、南アメリカ大陸の北東部に位置する南米で3番目に小さい国で、英連邦加盟国の一つだ。
英国による植民地支配を受けていたことから、南米で唯一の英語を公用語とする国となるほか、労働者として移民させられたインド系の子孫が多く、国民の4割以上を占めている。そのため、ヒンズー教徒の多い南米の国としても知られる。
隣国のベネズエラとスリナムは、同国の領土の大部分を要求しており、ガイアナの2つの主要政党は、インド系ガイアナ人とアフリカ系ガイアナ人で構成され、人種問題で対立している。
生物の多様性と天然資源に恵まれているにもかかわらず、外国企業による資源搾取の危険も増大している。経済的な機会に恵まれないため、優秀な人材の海外流出も目立っている。
このように課題の多いガイアナだが、新生した信者によって福音の希望がもたらされ、国が変革されるよう祈っていただきたい。
■ ガイアナの宗教人口
プロテスタント 43・7%
カトリック 12・0%
ヒンズー 30・3%
無宗教 4・0%