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誠実で敬虔なクリスチャンたちが、なぜ試練や災難に直面するのか 加治太郎

2021年11月12日11時44分 コラムニスト : 加治太郎
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しかし、わたしたちを愛して下さったかたによって、わたしたちは、これらすべての事において勝ち得て余りがある。(ローマ8:37)

私たちは皆、試練や苦難に直面することでしょう。キリストもこの地上では試練や艱難(かんなん)があることをおっしゃいました(参照・ヨハネ16:33)。しかし、試練や苦難に遭うのは、私たちが神様の愛を失い、言動に問題があるからでしょうか。悪魔であるサタンを神様が意図的に用いて信徒たちを懲らしめ、成長を促すために災いを与えられているのでしょうか。

このことに関して明確に書かれている聖書の箇所として、ヨブ記が挙げられるでしょう。ヨブは誠実で、敬虔な信仰者であると神様がおっしゃいました(参照・ヨブ1:1)。しかし神様を横にして、悪魔であるサタンがヨブに攻撃を仕掛け、突然、試練、苦難、災難に直面します。神様がヨブを攻撃することを悪魔に指示したように見受けられます。さらには、この状況を見た妻と友人の一人であるエリパズは、ヨブの言動に問題があり、神様が怒りをもって裁かれ、その報いを受けていると言います。文面だけを見ていると、そのように理解しがちで、この解釈が一般的であると思います。しかし私たちは、御言葉をさらに深く知り、真実を明確に理解する必要があります。

神様の本質は愛です(参照・1ヨハネ4:8)。神様に愛されているから、私たちは神様を、人々を愛することができるのです(参照・1ヨハネ4:19)。私たちは成長のプロセスを経ていますから、主にあって義なる者も試練を経ますし(参照・ヤコブ1:2、4)、悪が治めるこの世の中に身を置いていますから、攻撃は受けます(参照・ヤコブ4:7)。神様が災難を与えたのではなく、アダムとエバが罪を犯して創造で与えられたこの地上での権威(参照・創世記1:28)を失い、悪にこの世の中の支配権を与えてしまった結果、さまざまな問題が起きているのです。

一方でヨブには、成長する必要のあるところがありました。それは、自分の考え方を神様の考え方に変えることです(参照・ローマ12:1、2)。自分を呪い、神様は命を奪われると誤解し、恐れからささげものをすることは問題であり、その実を刈り取っていたことは確かでしょう(参照・ガラテヤ6:7)。これは、誠実で敬虔な信仰生活を送る者でも経る成長のプロセスです(参照・ピリピ1:6)。神様の愛を失い、救いを失い、私たちに対して、神様が悪魔を用いて叩きのめし、目を覚まさせようとしているのではありません。ヨブが経たプロセスは、誠実に信仰生活を歩む人々が経る成長の旅なのです。そのような信徒たちは、豊かで栄える信仰生活を歩みます。私たちの考え方を変えることを通して、神様はさらに豊かで栄える歩みを私たちにご計画され、期待されているのです。

悪魔が語り掛けるうそを聞き入れてはなりません。十字架上での罪の贖(あがな)いの後に生きる現代のクリスチャンたちには、神様の権威が与えられています(参照・ルカ10:19)。この地上で征服者、勝利者以上の存在であり(参照・ローマ8:37)、この暗闇の世の中を治める悪魔さえも、私たちの足元で破壊されているのです(参照・ローマ16:20)。旧約時代に生きたヨブには、悪魔を足元に置く権威は与えられていませんでしたから、現代のクリスチャンたちはヨブ以上に栄える人生を歩むことができるのです。

この地上のあらゆる悪の根源にある悪魔は既に滅びています(参照・コロサイ2:15)。たとえ、悪魔の活動の実を見ても、その悪の実もやがて廃れるのです(参照・マルコ11:21)。今日も勝利者、征服者以上の存在として、あらゆる苦難、試練、災いをものともせずに、前進し続けましょう!

神様の豊かな祝福がありますように!

◇

加治太郎

加治太郎

(かじ・たろう)

2000年に在ニュージーランド、オークランド韓人教会で受洗。05年より音楽賛美ミニストリーをスタートし、日本各地、韓国、中国、米国などを巡回。CDリリースや、毎週、沖縄と鹿児島でラジオ番組も行い、福音を伝える働きを進める。07年にはクリスチャン社会人を励ますことをビジョンにSPREADミニストリーをスタートし、東京、千葉、埼玉、名古屋などで定期的に15年まで集会を行う。19年には世界の東と西をつなぐことをコンセプトに、広告代理店 Taro Kaji Office, LLC を設立。16年からは家庭礼拝を中心に、20年には東京ベイバイブルフェローシップをスタート。キリストを通して、人々が満ちあふれるほどに豊かな人生を歩むことに情熱を注ぐ。妻と一男一女の4人家族。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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