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見分ける訓練 岡田昌弘

2021年9月5日16時45分 コラムニスト : 岡田昌弘
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この方について、私たちは話すべきことをたくさん持っていますが、あなたがたの耳が鈍くなっているため、説き明かすことが困難です。あなたがたは年数からすれば教師になっていなければならないにもかかわらず、神のことばの初歩をもう一度だれかに教えてもらう必要があるのです。あなたがたは堅い食物ではなく、乳を必要とするようになっています。まだ乳ばかり飲んでいるような者はみな、義の教えに通じてはいません。幼子なのです。しかし、堅い食物はおとなの物であって、経験によって良い物と悪い物とを見分ける感覚を訓練された人たちの物です。(ヘブル5:11〜14)

私たちは一生涯、人生の選択のために新しい知識や知恵を必要としています。新しい知識や知恵は、高齢になって社会生活から引退しても必要とされるものです。聖書に「日々新たにされます」とあるのは、一生涯、新しい選択があることを意味しています。

1. 解き明かす

この方について、私たちは話すべきことをたくさん持っていますが、あなたがたの耳が鈍くなっているため、説き明かすことが困難です。(5:11)

重要なポイントは、霊の耳が聞こえなくて説き明かすことが困難という、伝道者たちの困難です。私たちには霊的な耳があります。それは、神の言葉を解き明かす力のことです。「あなたがたの霊的な耳が鈍くなっているから、それを働かせなさい」と聖書は要求しています。

2. 義の教え

あなたがたは年数からすれば教師になっていなければならないにもかかわらず、神のことばの初歩をもう一度だれかに教えてもらう必要があるのです。あなたがたは堅い食物ではなく、乳を必要とするようになっています。まだ乳ばかり飲んでいるような者はみな、義の教えに通じてはいません。幼子なのです。(5:12、13)

神の言葉とは、伝道者たちによって語られた聖書の言葉を、私たちが聞き、霊的に解き明かされ、私たちの悟りとなった言葉のことです。

そして、神の言葉の初歩とは、1)イエスの十字架の血により、すべての罪が赦(ゆる)され、自由にされることです。次の段階は、2)イエスをキリストと信じる信仰による義と、3)信仰告白に基づき聖書の教えに聞き従う生活のことです。1ペテロ4:18に「義人がかろうじて救われる」とあるように、大人の信仰に成長する必要があります。

「あなたがたは堅い食物ではなく、乳を必要とするようになって…乳ばかり飲んでいるような者はみな、義の教えに通じてはいません。幼子なのです」とあります。義の教えを聞いて成長する大人の信仰が不足しており、まだ、赦し励ましの言葉を聞いて成長する幼子の信仰なのだということです。

神の言葉の初歩は、聖書の赦しや励ましの乳であり「幼子の信仰」の年齢です。次の段階は、聖書の堅い食べ物である義の教えに聞き従う「大人の信仰」で、福音を他の人に教える年齢です。

3. 見分ける

しかし、堅い食物はおとなの物であって、経験によって良い物と悪い物とを見分ける感覚を訓練された人たちの物です。(5:14)

義の教えは、御心に一致する良い物事と、御心に一致しない悪い物事とを見分ける感覚を訓練された、大人の信仰を持つ人のものだということです。義の教えとは具体的に、信仰告白に基づいて聖書の御言葉に聞き従うことです。堅い食物である義の教えを食べ、理解し消化して、悟り血肉となるのです。

ローマ1:17に「福音のうちには神の義が啓示されていて、その義は、信仰に始まり信仰に進ませるからです。『義人は信仰によって生きる』と書いてあるとおりです」とあるのと同じです。

聖書には義の教えが書かれていて、義の教えは信仰に始まり、大人の信仰に成長させます。義を見分ける感覚を訓練された大人の信仰を持つ義人は、信仰によって生きる人です。

まとめ

神は、私たちに大人の信仰に成長するよう要求しておられます。

  1. 信仰で霊的な耳を働かせなさい。
  2. キリストについて解き明かしなさい。
  3. 神の言葉の初歩から始まり、義の教えに進みなさい。
  4. 義の教えに聞き従い、良い物と悪い物を見分ける感覚を訓練されなさい。
  5. 義を見分ける訓練により、大人の信仰に成長し、他の人に義を教えられる人となりなさい。

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◇

岡田昌弘

岡田昌弘

(おかだ・まさひろ)

日本リバイバル同盟清瀬キングダムチャーチ牧師。東京中央神学校卒。NPO法人キングダム理事長、キングダム出版代表。ユーチューブで聖書メッセージを配信中。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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