福音派が主体となって世界中の災害や貧困、孤児などの問題に取り組むNPO団体のワールド・ビジョンは、昨年3月11日のWHOによるパンデミック宣言以降、1950年に設立された同団体の活動史上最大規模の支援がなされていると報告した。
彼らの活動には、多くの牧師や教会から援助が寄せられており、それらの援助なしには決して前に進むことはできなかったという。ワールド・ビジョンには、エボラ出血熱、エイズ、ジカ熱などへの対応の際に構築した12万4千人以上の信仰の指導者らとのパートナーシップがあり、彼らはワールド・ビジョンへの協力を惜しまなかったのだ。
また、米国農務省主導の救援プログラム「Farmers to Families」には、米国内1300もの教会と協力し、米国だけで300万箱の生鮮食品を寄付することができた。個人用救護セットの配布は250万セットを数え、緊急時の必需品を50万世帯に届けた。昨年2020年は、1年間を通じて世界中の2600万人の子どもたちに支援を届けた。
このような素晴らしい愛の援助は、ワールド・ビジョンと教会の尊いパートナーシップがもたらした結実だ。彼らは今後も、教会と指導者らとの協力関係によって、最も弱く、最も必要とされる人々に焦点を当て、主イエスの手となり、足となり、愛の援助を差し伸べる決意だ。ワールド・ビジョンの尊い働きが、コロナ禍の暗い世界に希望の光を投げ掛け、互助と思いやりの輪が広がり、それによって主イエスの御名があがめられるよう祈っていただきたい。