日本脱カルト協会は19日、準強制わいせつ容疑で逮捕されていた岩野孝之(本名・道下孝之)氏が同協会の理事を辞任したと公式サイトで発表した。辞任は18日付。
岩野氏は昨年12月、自身が研究員を務める産業技術総合研究所のつくば市内の施設で、被験者アルバイトの20代女性に、研究のための検査と称してわいせつな行為をした疑いで、今年1月に逮捕された。その後、報道で逮捕を知った別の20代女性が、昨年11月に同様の被害を受けたとして被害届を提出、今年2月に再逮捕されていた。
岩野氏は逮捕時、容疑を否認していたが、NHKなどの報道によると、再逮捕時には調べに対し「おおむね間違いありません」と容疑を認めている。
同協会は事件について「事実関係の解明を見守りつつ、調査の上、適正に対処」するとしている。