Skip to main content
2025年5月12日10時02分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会
  3. NGO・NPO
新型コロナウイルス

自殺者、ホームレスの増加を食い止めたい NPO法人・抱樸が1億円CF開始、活動を全国へ

2020年4月29日17時39分
  • ツイート
印刷
関連タグ:奥田知志ホームレス自殺・自死新型コロナウイルス抱樸
自殺者、ホームレスの増加を食い止めたい NPO法人・抱樸が1億円CF開始、活動を全国へ+
NPO法人「抱樸(ほうぼく)」理事長で牧師の奥田知志(ともし)氏(写真:NPO法人抱樸提供)

新型コロナウイルスによる経済的影響で今後多くの生活困窮者が出ることを懸念し、NPO法人「抱樸(ほうぼく)」が28日、目標金額1億円のクラウドファンディング(CF)を始めた。抱撲の活動拠点は福岡県北九州市だが、各地の支援団体と連携することで、全国規模の活動を計画。収束後も継続的な支援が必要となることを見据え、今助けを必要としている人々への緊急支援だけでなく、より長期的な支援を可能にする仕組み作りを進めていく。

28日にはオンライン会見を開催し、理事長で牧師の奥田知志(ともし)氏と、今回のプロジェクトで資金提供する村上財団創設者の村上世彰(よしあき)氏が出席。奥田氏がプロジェクトの概要を説明するとともに意気込みを語り、協賛する著名人が動画メッセージやコメントを寄せ、協力を呼び掛けた。

「困窮している人たちが何に困っているのか、何を必要としているのか、それを見極めることが一番大切」。奥田氏は32年にわたる活動経験から、家(ハウス)がないことに象徴される経済的困窮としての「ハウスレス問題」と、家族など基盤となる居場所(ホーム)がない社会的困窮としての「ホームレス問題」の2つがあることを説明。日本の社会的孤立者の割合が15・5パーセントと、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最も高いことを挙げ、経済的な支援ばかりでなく、人々を孤立させない活動の重要性を語った。

新型コロナウイルスの感染による死も脅威だが、外出・営業自粛により経済的に困窮し、自殺へと追い込まれてしまう「コロナ関連死」も危惧。1997年のアジア通貨危機や2008年のリーマンショックなど、近年の金融危機でホームレス、自殺者が急増した経験から、「これを見据えた対策を早めに打たなければならない」と訴えた。

具体的には、政府が支給するマスクや特別定額給付金を受け取れない人々へのマスクや食糧・生活物資の提供、居住場所がない人々への居住場所の提供など、緊急支援を実施。一方、支援者も感染から身を守る必要があるとし、マスクやテレワークでの相談を可能とするためのタブレット端末などを支給する。奥田氏は、困窮者支援では経済的・物質的支援と相談がセットになっている必要があると強調。新型コロナウイルス禍においては、「医療崩壊」だけでなく「相談崩壊」も食い止めなければならないと訴えた。

さらに、全国に840万戸あるとされる空き家を有効活用し、「支援付き住宅」の提供も行う。緊急時はホテルやシェルターの活用も重要だが、新しい生活の構築には生活の基盤となる住居が欠かせない。空室があっても身寄りのない単身者に対しては貸し出しを渋る大家は多く、支援団体が空き家を借り上げる形で、まずは全国の主要5都市で100戸程度の住宅確保を目指すという。奥田氏は、こうした取り組みを通して今後の地域社会の在るべき姿を模索していきたいと言い、「コロナの勢いに負けないスピード感を持って臨みたい」と語った。

「Stay Home ということが今、盛んに言われています。しかし、家にいれない人、そもそも家がない人、働かざるを得ず今日も仕事に出ている人もいます。家にいれる人はぜひ家にいてください。家にいることは、確かにあなたの健康を守ることであり、人にうつさないことであり、多くの人を守ることでもあります。しかし、それだけでいいのか、という思いが正直あります。家からできることがあるのではないか。まさに From Home。サポートを家からできないのか。そのことを一緒に考えていただきたい」

村上氏は、奥田氏との出会いについて話した上で、抱樸の働きに非常に共感し、昨年夏から活動をサポートしていることを説明。村上財団は別のNPO法人とも協力し、医療機関へのマスク提供などを目的としたクラウドファンディングも行っており、こうした活動を通して「寄付の輪を広げていきたい」と語った。

会見には、音楽家のマヒトゥ・ザ・ピーポーさんや脳科学者の茂木健一郎氏が動画でメッセージを寄せた。茂木氏は「居場所を作る試みは本当に大切だと思う。これからの世の中で一番大切なことの一つ」と指摘。脳科学の立場から、人々が物事に挑戦するには「安全基地」が必要で、社会的弱者だけでなく、すべての人にとって安全基地としての居場所が必要だと訴えた。

会見ではこの他、小説家の平野啓一郎氏、建築家の手塚貴晴氏、作家の田口ランディさん、批評家・随筆家の若松英輔氏ら賛同者によるコメントも読み上げられた。

カトリック信徒の若松氏は、「世の中のいたるところに不条理と不平等がある。新型コロナウイルスの脅威は、それを作り出したというよりも白日のもとにさらした。隠れていたものを暴き出したのである」とコメント。しかし「『いのち』だけはいつも、どんな場所でも平等でなくてはならない。その不文律の中にとどまろうと試みることだけが、この世界をどうにか支えている。今回の試みは、その原則にどこまでも忠実であろうとする者たちの挑戦に他ならない」として、プロジェクトへの参加を呼び掛けた。

寄付の受け付けは、クラウドファンディングサイト「レディーフォー」で7月27日までの3カ月間。金額は千円から1千万円まで13種類が設定されている。抱樸は認定NPO法人であることから、寄付は税制優遇の対象となり、すべての寄付者には活動報告と共に寄付控除で使用可能な領収書が送られる。また10万円以上の寄付者には、奥田氏とのオンライン会議の案内も送られる。さらに今回は計3千万円を上限に、寄付された同額を村上財団が寄付する「マッチング寄付」が適応される。そのため、一般からの寄付3千万円までは、寄付金が2倍となって抱樸に送られることになる。寄付はこちらから。

関連タグ:奥田知志ホームレス自殺・自死新型コロナウイルス抱樸
  • ツイート

関連記事

  • YWCA、特別定額給付金に関し政府に要望書 DV被害者への配慮など

  • 地元自治体に布製マスク約350枚寄付、茨城県筑西市の幸町キリスト教会

  • カトリック難民移住移動者委など5団体、コロナ感染防止で「入管収容に関する緊急共同要請」

  • 「死線を越えて」「一粒の麦」 賀川豊彦の映画を5月末まで限定公開

  • カリタスジャパン、新型コロナで緊急募金 路上生活者や生活困窮者を支援

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 新教皇を選ぶコンクラーベ、いつ、何回目の投票で決まる? 181日間に及んだケースも

  • 聖墳墓教会の床下発掘調査で貴重な発見、ヨハネ福音書の記述を裏付ける証拠に

  • 新ローマ教皇にプレボスト枢機卿、教皇名は「レオ14世」 初の米国出身者

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(5)「苦しみ」の構図 三谷和司

  • 四半世紀ぶりに欧州で大規模伝道会議、今月末にベルリンで 牧師ら約千人が参加

  • 自分を愛する生き方 菅野直基

  • 貧困国の少女たちにドレスを贈り続け400万着 神の愛を届ける宣教の手段にも

  • 米ジョージア州で「信教の自由回復法」成立、全米30番目の州に 9年前には不成立

  • ワールドミッションレポート(5月11日):フィリピン 実を結ぶ価値観教育ミニストリー

  • 英国国教会の教会検索サイト、この1年で訪問者数が急増

  • 新教皇を選ぶコンクラーベ、いつ、何回目の投票で決まる? 181日間に及んだケースも

  • 次期ローマ教皇の有力候補4人

  • 新ローマ教皇にプレボスト枢機卿、教皇名は「レオ14世」 初の米国出身者

  • 聖墳墓教会の床下発掘調査で貴重な発見、ヨハネ福音書の記述を裏付ける証拠に

  • ローマ教皇フランシスコの死去に対する日本国内の他教派の反応

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 米ジョージア州で「信教の自由回復法」成立、全米30番目の州に 9年前には不成立

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(5)「苦しみ」の構図 三谷和司

  • 保育の再発見(30)もはやロマンで保育は語れない時代に

  • フランスのカトリック教会、復活祭に成人1万人以上が受洗 昨年比45%増

  • 新教皇を選ぶコンクラーベ、いつ、何回目の投票で決まる? 181日間に及んだケースも

  • 次期ローマ教皇の有力候補4人

  • 新ローマ教皇にプレボスト枢機卿、教皇名は「レオ14世」 初の米国出身者

  • ローマ教皇フランシスコの死去に対する日本国内の他教派の反応

  • 聖墳墓教会の床下発掘調査で貴重な発見、ヨハネ福音書の記述を裏付ける証拠に

  • フランスのカトリック教会、復活祭に成人1万人以上が受洗 昨年比45%増

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 米ジョージア州で「信教の自由回復法」成立、全米30番目の州に 9年前には不成立

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(5)「苦しみ」の構図 三谷和司

編集部のおすすめ

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 後藤健二さん没後10年、追悼イベントで長女が映像メッセージ 「誇りに思っている」

  • ロシアの軍事侵攻から3年、在日ウクライナ正教会が祈りの集会 片脚失った負傷兵も参加

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.