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主を待ち望む者は幸いです 穂森幸一(67)

2016年12月23日20時57分 コラムニスト : 穂森幸一
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関連タグ:穂森幸一クリスマス

「それゆえ、主は あなたがたに恵もうと待っておられ、あなたがたをあわれもうと立ち上がられる。主は正義の神であるからだ。幸いなことよ。主を待ち望むすべての者は」(イザヤ30:18)

待降節は、キリストのご降誕を記念する週ですが、主の恵みを待ち望む人々にとって特別の機会ではないかと思います。クリスマスのお祝いの行事を楽しく過ごすだけではなく、主の恵みにあずかることを覚え、感謝する機会ではないかと思います。

米国の知人がSNSを通じて送ってくれた祈りのメッセージは、神の恵みを待つことの大切さを教えてくれました。

“No matter what you may be going through, know that you are not alone! God is right there with you. He knows your hopes, your fear, your circumstances...nothing can hinder His love or His care. You may be in the waiting mode...waiting for a job, waiting for a child, waiting for your finance improve, waiting for healing in relationship or healing in your body. It may be you are waiting to some good news, try to be patient. Try to place your complete trust in your Heavenly Father.
I pray that you feel God’s complete reassurance and peace and that your mind and your heart will be open to all of incredible things that God has awaiting you!”

「どういう状況であっても、あなたは1人ではないことを知ってください。神はあなたと共におられます。神はあなたの望み、恐れ、環境を知っておられ、神の愛とご配慮を妨げるものはありません。今、あなたは待っている状態かもしれません。仕事を待ち、子どもを待ち、収支の改善を待ち、人間関係が良くなることを待ち、体が癒やされることを待っているのかもしれません。何か良い知らせを待っていますが、忍耐してください。天におられる父なる神に完全な信頼を置いてください。とてつもないことを成し遂げようとしておられる神に対して、あなたが全き確信と平安を感じられるように、私は祈ります」

「自分の集う教会で牧師の説教を聞いても恵まれない」と信徒が嘆いているという話をSNSで見かけました。牧師の1人として教会で仕えていた経験があるだけに、自らの反省として心が痛みます。

主イエスが宣教を開始されたとき、人々はその話し方に驚いたと福音書にあります。

「人々は、その教えに驚いた。それはイエスが、律法学者たちのようにではなく、権威ある者のように教えられたからである」(マルコ1:22)

当時の律法学者たちは、話をするとき、古典や経典からの引用を競い合い、自分が有名な教師の教えにいかに精通しているかということを強調していたといわれます。イエスは他の文献を引用するのではなく、自分の言葉で語られましたので、人々は驚いたのではないかといわれています。

人生の苦難や試練の中を生きてきた音楽家が演奏するときは、音楽が心に染みるといわれます。楽譜を超えたメロディーが魂に響き、涙が出てくるのかもしれないと思います。

私の友人の演奏家は、普段から素晴らしい演奏をしています。しかし、先日は、病魔に襲われてしまいました。演奏会をキャンセルして、聴きに来てくれた人々をがっかりさせてはいけないということで、高熱のある状態で演奏したそうです。音楽の専門家の方々が「いままでの演奏会の中で最高の音であった」と評価されたそうです。

私たちが机上の空論ではなく、人生の苦しみの中で必死に父なる神にすがり、聖書の言葉を求めていくときに、他の人々の心に染みる言葉を発することができるのかもしれないと思います。

この寒空のもと、神の恵みを待ち望み、奇跡を期待して生きている人々に、クリスマスが恵みに満ちたものとなるように祈ります。私たちが試練や苦難の中で得た恵みは、自分たちだけのものではなく、他の人々を慰め、励ましていくものになります。

「神は、どのような苦しみのときにも、私たちを慰めてくださいます。こうして、私たちも、自分自身が神から受ける慰めによって、どのような苦しみの中にいる人をも慰めることができるのです」(Ⅱコリント1:4)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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