【CJC】ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は4日、クレムリン近くに建てられた自身と同名の歴史上の偉人でロシア正教会の聖人としてあがめられているウラジーミル大公像の除幕式を行った。AFP通信が報じた。
高さ17メートルの像は、988年にロシアの前身、キエフ大公国をキリスト教国にしたウラジーミル大公を模したもの。
クレムリンの塀からわずか数メートルしか離れていない場所に巨大な像を設置する計画には、地元住民や自然保護活動家から批判の声が上がったほか、国連教育科学文化機関(ユネスコ)もクレムリンの世界遺産登録が取り消される恐れが出てくると懸念を表明していた。