【CJC】AFP=時事通信によると、バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ大聖堂の右手に、米ファストフード「マクドナルド」の店舗をオープンする計画が、聖職者たち、とりわけ入居予定の建物の階上で暮らす枢機卿たちを激怒させている。
この建物には7人の枢機卿が住んでいる。自身は居住していないものの、その7人に代わって10月15日付の伊紙「レプブリカ」のインタビューに応じたエリオ・スグレッチャ枢機卿は、「控えめに言っても物議を醸す、倒錯した決定」として「サンピエトロのコロネード(列柱)に面する、世界有数の特徴ある広場の建築的伝統に全く敬意を払っていない」と述べた。また怒った枢機卿の1人は、店舗開設に介入するよう教皇フランシスコに嘆願書も書いた。
家賃は月3万ユーロ(約340万円)という。