【CJC=東京】国際医療NGO「国境なき医師団」は3日、アフガニスタン北部のクンドゥズで運営する病院が同日未明に空爆を受け、患者やスタッフ計16人が死亡したと発表した。現地では反政府勢力タリバンとアフガン軍が交戦中。
「国境なき医師団」によると、空爆があった3日午前2時10分の時点で、院内には患者や家族ら105人と、外国人を含む80人以上のスタッフがいた。米軍には病院の正確な位置を事前に知らせてあり、攻撃を受けた直後にも通報したが、その後も30分以上、空爆はやまなかったという。
タリバンは9月28日にクンドゥズを占拠。3日後に政府側が大半部を奪還した後も、なお潜伏するタリバン勢力との間で銃撃戦が続いていた。