Skip to main content
2026年6月24日22時50分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. インタビュー
戦後70年

「もう一つの戦後70年」 広島で被爆死した米兵ジョン・ロング・ジュニアさん

2015年7月22日12時19分
  • ツイート
印刷
関連タグ:原爆第2次世界大戦
「もう一つの戦後70年」 広島で被爆死した米兵ジョン・ロング・ジュニアさん+
B24爆撃機に搭乗していた仲間と共に。右がジョン・ロング・ジュニアさん。

1945年8月6日、一発の巨大な原子爆弾によって多くの命が奪われた。その中に、当時、捕虜となって広島で収監されていた米兵がいた。米政府は、10人の米国人捕虜が広島で被爆死したことを公式に認めている。東京都在住のネイサン・ロングさんの大叔父(祖父の弟)で、伍長であったジョン・ロング・ジュニアさんもその一人だ。ネイサンさんに話を聞いた。

ネイサンさんは、キリスト教の宣教師として1967年に日本へ渡った両親の元、日本で生まれ育った。幼少期を「戦艦大和の故郷」としても有名な広島県呉市で過ごした。生まれも育ちも日本だというネイサンさんは、「顔、形は米国人ですが、心は日本人かな・・・。自分でもよく分かりません」と流暢(りゅうちょう)な日本語で話す。呉市で育ったことをどこか誇りに思い、少年時代は戦艦大和やゼロ戦の模型を作って遊んだ。近所には、戦時中、日本軍が使用していたと思われる砲台のようなものがあり、その中で友達と遊ぶのが楽しみだったという。かつて米軍機を迎撃するために使われた武器の中で、無邪気に遊ぶ金髪の少年の姿を想像すると、皮肉にも似たどこか不思議な神の導きを感じる。

1980年代に入り、NHKの記者から、大叔父が広島で被爆死した事実を聞かされた。ネイサンさんの父親は、顔色一つ変えず、その事実を淡々と受け止めた。そして、「ジョン叔父さんは、クリスチャンだったのかな? もし、クリスチャンだったら、今頃、御国にいるはず。それだけで十分」と話したという。一方、ネイサンさんは、もともと歴史に興味があり、ジョンさんについてさまざまな角度から調べ始めた。

「歴史研究家の森重昭さんとの出会いは、大きかったです。彼のおかげで、ジョン大叔父の足跡を追うことができました」と話す。森さんによると、ジョンさんは、被爆死する約2年前に入隊。1945年7月28日、27歳の時に、呉市に停泊していた日本軍の戦艦「榛名(はるな)」を攻撃中に、ジョンさんら9人が搭乗していたB24爆撃機は砲火を浴び、パラシュートで脱出。その中の数人が山口県の山中に落下した。現地の警察に捕まり、広島県にある捕虜収容所に連行された。

原爆が投下された後、混乱を極めた広島で米国人捕虜がさまよい歩く姿が確認されている。「米国人捕虜の姿を見たという方にも、お会いしました。顔や骨格を記憶をたどって説明してくださいました。恐らく、その方が見た米国人捕虜がジョン大叔父だと思います。彼によると、原爆投下後、その米国人は誰かによって足と手を柱のようなところに縛られ、殺されていたとのことでした。爆心地からも近かったので、もしかしたら、命からがらといった感じだったのかもしれません」とネイサンさんは話す。

「もう一つの戦後70年」 広島で被爆死した米兵ジョン・ロング・ジュニアさん
原爆が投下された後、混乱を極めた広島では米国人捕虜がさまよい歩く姿が確認されており、目撃者の話から、ネイサンさんは大叔父のジョンさんではないかと考えている。

「親族を殺された『日本』という国に恨みや憎しみはないか?」と聞くと、「それは、ありません。当時の米国は、日本と戦争することを選びました。日本も米国と戦うことを選んだ。それは、その当時の常識だったかもしれません。でも私は、今の時代を神様に生かされています。私は日本も米国も好きです。日本のために祈っているし、この地には神様の言葉を伝える伝道が必要だと感じています。だから、私は米国ではなく、日本に住んでいるのです」と語る。

しかし、ネイサンさんの父親が日本に宣教師として派遣されることが決まったとき、祖父は猛烈に反対したという。「私の祖父は、『弟が殺された国』と思っているわけです。日本のことが好きではありませんでした。しかし、クリスチャンであった祖母は、祖父のためにいつも祈っていました。もちろん、私の父も。父はその猛反対を押し切って、日本に来たのですが、祖父は一度も日本に会いに来ませんでした。それでも、最期を迎えるほんの少し前でしたが、イエス様を受け入れ、安らかに天国へ旅立ちました」と話す。

宣教師であるネイサンさんの父親は、「何よりもまず、心を込めて愛し合いなさい。愛は多くの罪を覆うからです」(Ⅰペテロ4:8)を、繰り返し子どもたちに話していたという。「この御言葉は、子どもの時から何度も聞かされていました。今になって、さらにまた深くこの御言葉を感じることがあります。全ての解決、全てのもの中で必要なものは『愛』です。私は、クリスチャンになっていなかったら、もしかしたら、日本という国を恨んでいたかもしれない。しかし、神様の愛によって私は赦(ゆる)され、この国が大好きになりました。神様の導きは本当に不思議です。でも、完璧なのです」と笑顔で話した。

ジョンさんの遺影は現在、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館に登録されている。

関連タグ:原爆第2次世界大戦
  • ツイート

関連記事

  • 広島・長崎の被爆70年に思う 環境ジャーナリスト・川名英之

  • 米宣教師の孫ギューリック3世が各地を回り、戦前の日米「人形」交流再び

  • WCC代表団、8月初旬に広島と長崎へ巡礼の旅 核の脅威の終結求めて

  • 「死の同心円」から「平和の同心円」へ 8月9日に被爆70年長崎原爆記念礼拝

  • YMCA、広島原爆の日でメッセージ 「平和文化をつくる決意を新たに」

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二

  • 旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却

  • 日本キリスト教海外医療協力会、新会長に柳澤理子氏 椙山女学園大学教授

  • 神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司

  • ワールドミッションレポート(6月23日):東アフリカ 迫害国家への「逆流」─帰国者とアフリカ人宣教師③

  • 「重要な希望のしるし」 世界教会協議会のピレイ総幹事、米イラン覚書を歓迎

  • ワールドミッションレポート(6月19日):インドのムンダス族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月24日):メキシコ カルテルと伝統の狭間で─暴力に耐えるキリストの弟子たち

  • 日ごとのパンを求めて―ジョージ・ミュラーの生涯(6)フランケの「孤児の家」

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二

  • 旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却

  • 聖書原語への招き─霊に燃え、主に仕えるために(11)パン種の譬えで示す神の国 白畑司

  • 神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司

  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • 両足に6本の指持って生まれた少年、キリスト教慈善団体の医療支援受け走れるように

  • トランプ氏のイラン戦争と移民政策、福音派で評価二分 否定的回答が半数超える

  • 「世界難民の日」 ワールド・ビジョンが8カ国で調査 子ども守る「自立」の重要性訴え

  • 中国当局、秋雨聖約教会の礼拝を摘発 信徒33人を拘束

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • 米メガチャーチがビーチで洗礼式、過去最多の2552人が受洗

  • 着工140年以上のサグラダ・ファミリア、主塔「イエスの塔」完成 NHKが特番

  • 「聴く隣人のいるところ」 キリスト教高校の1年間が伝える「自由とは何か」問う大切さ

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(250)未信者とセカンドチャンスに潜む大きな課題 広田信也

  • 神学の限界と突破口(4)第1章 主な論争と解決─「贖罪論」の論争 三谷和司

  • 戦後のキリスト教ブームの中で生まれた口語訳聖書、今にも生きるキリシタン時代の聖書訳

  • 聖書全巻の翻訳、800言語で完成 飛躍的に加速する聖書翻訳

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 「ありがとう」か「あたりまえ」か 佐々木満男

編集部のおすすめ

  • 「今、求められているのは、慰めと癒やし」 能登被災者支援でゴスペルコンサート

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 芥川賞作家の鈴木結生氏らが登壇、青山学院大学で口語訳聖書刊行70周年記念講演会

  • 四国の教会が教団教派超え一致 「愛と希望の祭典・四国」閉幕、延べ3千人以上が参加

  • 「あなたの人生は、必ずよみがえる」 第63回首都圏イースターのつどい

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.