「だれかに対して恨み事があったら、赦してやりなさい。そうすれば、天におられるあなたがたの父も、あなたがたの罪を赦してくださいます」(マルコ11:25)
信仰を働かせるためには、必ず神様の前に自分の罪を告白することです。ある人から「罪を告白しても、両親を赦せません」と相談を受けたことがあります。赦せなくていいのです。「赦します!」と言うこと、その決意が大切です。徐々に変えられていきます。私も、父がどうしても赦せませんでした。しかし「赦します!」と告白を続けていたある日、父と鉢合わせになりました。その時、「お父さん、元気?」という言葉が自分の口から自然に出てきたのには、自分でもびっくりしました。罪を告白していくあなたの中に、神の力が及ぶのです。
あなたはすでに、神様から信仰を受け取っています。まずは、その信仰を受け取っていることを自覚することです。信仰は<心>にあります。「こんなことできるかな」「そんなにうまくいくかな」という考えがたとえ頭をよぎったとしても、問題ありません。その否定的な考えを、あなたが拒否すれば良いのです。問題は<心>です。<心>で「大丈夫!」と信じることです。それができれば、「山が動く」。あなたの言葉の通りになっていくのです。
「だからあなたがたに言うのです。祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります」(24)
信仰とは、現実の世界にはまだないけれども、霊の世界にすでにあることを信じることです。ですから「信じる」とは、今この現実にあるかないかに関係がありません。霊の世界にあることを信じることです。「過去形」です。「信じます」と言えば、その通りになるのです。
それだけの信仰、つまり神様の信仰を、あなたはすでに受け取っているのです。心から信じて祈るとき、初めて体験する世界があります。まずは小さなことから祈ってみてください。「すでに受けた」と信じる力が、あなたの内にあるのです。
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神内源一(じんない・げんいち) / 徐起源(そう・きうぉん)
ERM聖書学校校長。恵那クリスチャンセンター(岐阜県恵那市)牧師。恵那レーマミニストリー代表、愛知県一宮市の超教派聖会「ワールド・リバイバル・カンファレンス」の理事・講師を務めるなど、その活動は多岐にわたる。同校本部の岐阜県恵那市に加え、京都、岡崎(愛知)、沖縄、立川(東京)など全国数カ所で聖書学校、聖会をおよそ月1回のペースで行っている。インターネット聖書学校、通信聖書学校等も現在開講中。※画像は恵那レーマミニストリーのロゴ。
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