イエスはガリラヤ全土を巡って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、民の中のあらゆる病気、あらゆるわずらいを直された。イエスのうわさはシリヤ全体に広まった。それで人々は、さまざまな病気や痛みに苦しむ病人、悪霊につかれた人、てんかんの人、中風の人などをみな、みもとに連れて来た。イエスは彼らをいやされた。こうしてガリラヤ、デカポリス、エルサレム、ユダヤおよびヨルダンの向こう岸から大ぜいの群衆がイエスにつき従った。(マタイの福音書4章23節~25節)
マレーシア航空の飛行機が消息を絶ったというニュースを見て、あらゆる面で神は守ってくださったと実感しました。今回のインド伝道では、様々な奇跡の証しがありますが、その中からひとつ。今回は、雨の心配のない時期にという要望で2月末に変更したはずでした。野外集会では、雨が降るとすべては中止で、大変な損失ですから。しかし、野外集会2日目の夜、変な停電のあと雷雲立ち込め豪雨に。ものすごい雨音とともにあっと言う間にホテル周辺は浸水。今日の集会は20年間で初めて中止かと思い込んだのですが、ホテルから車で走り、集会場所のアラングラムに着くと、驚くことに、雨は全く降っていなかったのです。3日目も、途中パラパラと小雨が降りましたが、祈るとすぐに止みました。4日目も守られて最後の集会後、そこは豪雨に。翌日そこを通ると、集会を行った場所は水浸しでした。神は何の支障もないように4日間守ってくださったのです。
4日目には5千名を超える参加者となり、半数はヒンズー教徒で、癒やしの証しに出られた方の半分も眉間に赤い印を付けたヒンズー教徒でした。集会後の日曜礼拝から、たくさんのヒンズー教徒が教会に集い、先生方は驚いて感謝を伝えてくれました。集会では、決心者が毎回千名ほど起こされ、癒やしや悪霊からの解放の御業が次々と起こされる、聖霊の働く集会となりました。4日目には印象的な証しをしてくれた先生が居られました。実は、その地区の教会が2つに分かれて対立状態で、一緒には集会をしないと言っていたのです。その方々が和解しキリストの愛により一致する教会となったのです。信仰は、自分の思いや理解が深められたとしても、イエスから離れては意味がありません。何と言ってもイエスに結びつくことです。インドでも、イエスの働きに立ち返ろうと自ら言い聞かせていました。
1.基本を思い起こそう
23節には、3つのイエスの働きが書かれています。すなわち、聖書の言葉を教え、福音を宣べ伝え、病を癒やされた。救い主としての御業は、難しい理屈や議論ではなく、イエスご自身が、御言葉をシンプルに語り、救いの福音を伝え、聖霊により人々を癒やしたという基本を思い起こしましょう。
2.イエスは接点をもたれる救い主
イエスに触れていただくなら、病も癒やされます。イエスが共におられると信じるなら、神のみ業は今日も起こるのです。
3.イエス・キリストを自分のものとする
インドではすごいことが起こるが、日本では理屈だけというのではなく、聖書の伝えるイエスに素直に立ち返り、聖書の語るイエスを体験しましょう。あなたの人生においても神の恵みが起こるのです。
私たちの信仰にはしるしと不思議が満ちています。それは、イエスが共におられ、今も聖霊によって働いておられるからです。それをシンプルに信じましょう。
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万代栄嗣(まんだい・えいじ)
松山福音センターの牧師として、全国各地、そして海外へと飛び回る多忙な毎日。そのなかでも宗教を超えた各種講演を積極的に行っている。国内では松山を中心に、福岡、鹿児島、東京、神戸、広島、高松にて主任牧師として活動中。キリスト教界のなかでも、新進気鋭の牧師・伝道者として、注目の的。各種講演会では、牧師としての人間観、ノイローゼのカウンセリングの経験、留学体験などを土台に、真に満足できる生き方の秘訣について、大胆に語り続けている。講演内容も、自己啓発、生きがい論、目標設定、人間関係など多岐にわたる。
また、自らがリーダー、そしてボーカルを務める『がんばるばんど』の活動を通し、人生に対する前向きで積極的な姿勢を歌によって伝え続け、幅広い年齢層に支持されている。
国外では、インド、東南アジア、ブラジル等を中心に伝道活動や、神学校の教師として活躍している。