あなたの今の人生は、過去にあなたが「したこと」や「しなかったこと」の結果です。「人は種を蒔けば、その刈り取りもすることになります」(ガラテヤ書6章7節)。聖書は語ります。この世界には「因果応報」という法則があり、種をまけば収穫し、種をまかなければ収穫しません。
人生における「種まきと収穫の法則」には、「総論」と「各論」があります。
まず「総論」は、人間の先祖アダムとエバが罪を犯したので、その種を持った子孫である私たちは、生まれながら罪人(つみびと)としてこの世界に生まれてきました。
聖書は2つのことを語ります。
「罪から来る報酬は死です。しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです」(ローマ人への手紙6章23節)
1.人は罪の結果死ぬ
2.しかし、神のプレゼントであるイエス・キリストを信じて受け入れるなら生きる
罪の種を持った人は、その種の収穫として死にます。死には3種類あります。
1.肉体の死
2.精神の死(生きているのに喜びがない状態)
3.霊魂の死(第二の死・永遠の死)
人はみんな、生まれながら死ぬ運命を背負わされて生まれてきました。しかし、私たちを死から救うために、2014年前のクリスマスにこの地上に来られました。十字架と復活を通して死に打ち勝たれたイエス・キリストを種として心の畑に植えて頂くならば、あなたの死はいのちに飲み込まれて、死は滅ぼされ、永遠のいのちを得ることができます。
「死は勝利にのまれた」(コリント人への手紙第一15章54節)
「罪から来る報酬は死です。しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです」(ローマ人への手紙6章23節)
「自分の肉のために蒔く者は、肉から滅びを刈り取り、御霊のために蒔く者は、御霊から永遠のいのちを刈り取るのです」(ガラテヤ書6章8節)
これが総論的な「種まきと収穫の法則」です。
次に、各論的な「種まきと収穫の法則」です。
あなたが人生の中でまいた種が今の結果につながっているし、これからまく種があなたの未来を決めます。漠然と、「いいこと」と願って待っているのではなく、その原因の種まきをどんどんしていきましょう。目標を明確にすると、過去の習慣に流されることがなくなり、惰性を打ち破り、新しい習慣が身に付きます。
人がまいた種の収穫にあやかろうと人を当てにしないで、自分でできることを地道にコツコツとしていくことです。それが幸せの種まきです。あなたは幸せの種をまく農夫なのです。
あなたの人生の目標は何ですか。目標を明確にしたならば、目標に従って種をまいて下さい。そして、種をまいたならば、やがて収穫の日が来ます。
しかし、途中で枯れてしまったり、雑草や葉に栄養分を取られてしまったり、害虫や動物などに収穫を奪われてしまわないために、種をまいた農夫としての役割があります。それは祈ることです。
「私が植えて、アポロが水を注ぎました。しかし、成長させたのは神です。それで、たいせつなのは、植える者でも水を注ぐ者でもありません。成長させてくださる神なのです」(コリント人への手紙第一3章6~7節)
農夫は、ただ種をまいたらそれで終わりなのではなく、収穫の日まで愛情を込めて育てます。あなたがまいた種を育て、成長させてくださるのは神です、と聖書は語ります。必要なのは祈りです。
毎日よい種をまき、祈り、よい収穫をさせて頂きましょう。
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菅野直基(かんの・なおき)
1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。
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