たった1週間で1700万回以上再生されたビデオ「Why I Hate Religion, But Love Jesus(なぜ私は宗教を憎むが、イエスを愛するのか)」で話題を呼んだオンライン福音伝道者のジェファーソン・ベスキ氏が、愛や性、結婚について伝える新しいビデオをYoutubeにアップした。
22歳のベスキ氏は、新作ビデオ「Sex, Marriage & Fairytales(性、結婚と作り話)」で、今日の結婚についての最も大きな問題点を語るとともに、結婚においても「癒やされる方、救い主、回復者」であるイエス・キリストを強調している。
彼は同ビデオについてYouTubeクリップで、「私の意図は、このメッセージがあなたにイエスにより深く目を向ける可能性を与え、あなたの現在の結婚、あるいは将来の結婚の準備の一助となることだ」と述べている。
ベスキ氏は、自身が所属する米国ワシントン州セント・オーバーンのマース・ヒル教会の牧師マーク・ドリスコール氏の新著『Real Marriage』に触発され、ディズニー映画やロマンス映画について多くの人々が「作り話」であることを忘れてしまっており、現実が歪められていると指摘している。
ベスキ氏は、「あなたの結婚はどうだろうか。正直になって欲しい。結婚が約束された楽園というよりも刑務所のように思えるのではないだろうか」と問い掛け、「結婚は私たちを満たし、幸福にし、孤独を忘れさせてくれる。しかし、神の本当の最優先事項は、あなたを聖なる者にすることだ」と続けている。
また彼は、なぜ人はデートを休暇のように感じる一方、結婚を仕事のように感じるのかとの疑問を呈している。「それを知らないまま私たちはローマ書1章25節を読み飛ばしてしまう。私たちはより劣ったものと神を取り替えてしまっている。スクリーン上の二次元の世界で夫と妻を交換しているように」
ベスキ氏によると、もし結婚がイエス以外のものに基づいているとすれば、それは壊れた土台の上で休んでいるのと同じだという。彼は、とにかく男性は「性や欲望の祭壇」で結婚を犠牲にし続けていると指摘する。
22歳の福音伝道者は自らが結婚したことがないにもかかわらず、両親が離婚していることから結婚問題の痛みを理解していると分かち合っている。
ベスキ氏は、恋人同士になる前に個人的に友人になることを勧め、「覆いの下に入る前にあなたの土台となるイエスを追求して欲しい。また、強い友人関係を築くことはその後の良い結婚に結び付くだろう」と語っている。
「Sex, Marriage, & Fairytales」は、もし結婚が契約でないなら「死が二人を分かつまで」という誓いは何を意味するのかと疑問を提起し、それは自分の子どもが床に何かをこぼした後、「これ以上あなたを愛せない」と言う親と同じぐらい意味のないことだと述べている。
ベスキ氏は、「結婚生活を継続させるためには上からの力が必要だ。なぜならそれは契約を維持する愛ではなく、愛を維持する契約なのだから」と続けている。
また、エフェソの信徒への手紙5章の内容からベスキ氏は、「妻は夫を敬い、夫は命をささげる」と説き、「ちょうどイエスが花嫁である教会のために自分の命を捨てたように。男性は花嫁を一番に考えて仕えることで結婚に導かれる」と語っている。
1月26日に公開された同ビデオは2月13日現在で360万回以上再生されている。補完クリップでベスキ氏は、「Sex, Marriage, & Fairytales」についての彼の思いと、同ビデオがドリスコール氏の著書『Real Marriage』から着想を得たものであることを明かしている。
「Sex, Marriage, & Fairytales」は、ベスキ氏が以前公開して大きな話題を呼んだビデオ「Why I Hate Religion, But Love Jesus」と同様に、オンライン上で論争を巻き起こしている。
ある視聴者は、「あなたの仕事は、実際の若い世代に新鮮な展望をもたらしていてとても美しい。神の御言葉を聴くということは、このような新鮮な空気を吸い込むようなもので、あなたは毎回それを伝えている」とコメントした。
一方で、単にマーク・ドリスコール氏の著書の内容ではなく、より個人的な思いを期待する人たちもいた。
ある人は、「正直に言って私は彼がドリスコール氏の新著を押すのではなく、個人的な思いを語ることを望んでいた」と語り、別の人は、「彼はメッセージを発した大きな要因に自らの両親の離婚があると言っているが、それについて全くと言っていいほど言及していない。単に本の内容をなぞっただけだ」と書き込んだ。
しかし、ベスキ氏の言葉がクリスチャンと無神論者の双方に影響を与えたとの指摘もあった。
ある視聴者は、「彼ら(クリスチャンと無神論者)はあなたの言葉によって動かされたり、考えさせられたりしているように感じる」と述べ、「あなたの言葉に込められた力は素晴らしく、全ての人々に届くように神の力が働いているのは驚くべきことだ」とも綴っている。
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