小菊時計
-
小菊時計(最終回)目に見えないもの 星野ひかり
空一面の星くずを見上げて、主の言葉を信じた父祖アブラハムは、なんと孤独であったことでしょう。土煙が立ち上る深い夜に、蜜のように甘い草木の香りが漂う中で、ひらけた空の下にたたずんで、今では見ることのできないほどに輝いた星くずを見上げた…
-
小菊時計(9)面接 星野ひかり
小菊時計の夢の中に私はたびたび誘われてまいりました。真夜中の都会をわが物顔で闊歩(かっぽ)していたころ、私は自分を花に例えるならば、花弁の大きく開いた華やかなグラジオラスではないかと、おこがましくも思ってきました。
-
小菊時計(8)私の家 星野ひかり
今日は主日、礼拝の朝を迎えました。私は顔を丁寧に洗い、昨日から決めていたワンピースに袖を通し、1週間の中でも際立って身なりを整えて礼拝に向かいます。父も母も一緒です。礼拝堂に入ると、もうオルガンの調べが響いており、皆黙想の姿勢を…
-
小菊時計(7)主へと向かう道 星野ひかり
今日も夜勤の仕事が終わり、早番の職員に申し送りをして帰るところでありました。私は引き止められ、「コーヒーでも飲んでゆきなよ」と早番さんが私のためにコーヒーマシンでコーヒーを入れてくれました。
-
小菊時計(6)帰還 星野ひかり
「わたしは、ねたむ神である」(出エジプト20:5)。主はそのように、ねたむほどに人を愛しておられるといいます。ねたむ、なんて少しかわいらしいですが、そのねたみはかわいらしいに程遠く、恐ろしいものでありました。
-
小菊時計(5)神様の声 星野ひかり
私は、今日も子として神に訓練されていることでしょう。そしてあの頃もまた、そのようであったことでしょう。私は小学校5年生の時に信仰告白をしましたが、その後神様の家から遠く離れていきました。
-
小菊時計(4)帰っておいで 星野ひかり
最後の晩餐といわれている、過ぎ越しの祭りの食事のあと、主イエスは弟子たちのためにとりなしの祈りをささげてくださいました。私たちはみことばによって守られ、この世と切り分けられた寄留者です。
-
小菊時計(3)トモダチ 星野ひかり
介護職の夜勤の専属として働いてつらいところとは、体内時計がくるってしまい、‘いつだって眠い’ ということでしょうか。しかし今の私には、この四六時中襲ってくる睡魔こそ、神様の与えられる癒やしのようでありました。
-
小菊時計(2)悪魔のとりこ 星野ひかり
滝のような雨の降る、通り雨の嵐の中を車で走っておりました。前を走る車の車輪が水しぶきを上げて、フロントガラスが真っ白に煙ります。視界はほとんど遮られ、車のライトだけが頼りでした。
-
小菊時計(1)プロローグ 星野ひかり
空一面の星くずを見上げて、主の言葉を信じた父祖アブラハムは、なんと孤独であったことでしょう。土煙が立ち上る深い夜に、蜜のように甘い草木の香りが漂う中で、ひらけた空の下にたたずんで、今では見ることのできないほどに輝いた星くずを見上げた…
人気記事ランキング
-
「カトリックジャパンニュース」がスタート カトリック新聞は休刊
-
カトリック教会の大聖堂が焼失、ミャンマー軍事政権の兵士らが焼き払う
-
東京で初の「赤ちゃんポスト」「内密出産」 賛育会病院が開始、国内2例目
-
世界宗教者平和会議日本委、ミャンマーに1万ドルを寄付へ 地震の被災者支援で
-
キリシタン弾圧を描いた遠藤周作の代表作『沈黙』 絶望の淵で宣教師が得た答えとは?
-
「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る
-
サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(16)ニコラス司教の赤い服
-
神様が扉を開かれたのに、試練ばかりに直面するのはなぜか 加治太郎
-
罪とは都合の良い言葉である(その2) マルコ福音書14章27~31節
-
シリア語の世界(20)名詞1・ヨハネ黙示録の賛美歌3―5章12、13節― 川口一彦
-
「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る
-
キリシタン弾圧を描いた遠藤周作の代表作『沈黙』 絶望の淵で宣教師が得た答えとは?
-
ミャンマー地震、国内のキリスト教NGOが緊急募金開始
-
東京で初の「赤ちゃんポスト」「内密出産」 賛育会病院が開始、国内2例目
-
「カトリックジャパンニュース」がスタート カトリック新聞は休刊
-
超自然的現象と科学(11)アガペー再考―アガペー以上の大きな愛「ドード」発掘 愛多妥直喜
-
カトリック教会の大聖堂が焼失、ミャンマー軍事政権の兵士らが焼き払う
-
シリア語の世界(20)名詞1・ヨハネ黙示録の賛美歌3―5章12、13節― 川口一彦
-
第3回臨床牧会教育(CPE)参加者募集 オリブ山病院で6月30日〜7月11日 「信仰の実践としての医療におけるスピリチュアルケア」
-
聖書の売り上げが5年間で87%増加、英国 Z世代がけん引か
-
キリシタン弾圧を描いた遠藤周作の代表作『沈黙』 絶望の淵で宣教師が得た答えとは?
-
「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る
-
東京で初の「赤ちゃんポスト」「内密出産」 賛育会病院が開始、国内2例目
-
「カトリックジャパンニュース」がスタート カトリック新聞は休刊
-
カトリック教会の大聖堂が焼失、ミャンマー軍事政権の兵士らが焼き払う
-
ミャンマー地震、国内のキリスト教NGOが緊急募金開始
-
シリア語の世界(20)名詞1・ヨハネ黙示録の賛美歌3―5章12、13節― 川口一彦
-
世界バプテスト連盟、トランプ米政権による対外援助の大幅削減受け緊急の呼びかけ
-
聖書のイエス(6)「わたしはさばきのためにこの世に来ました」 さとうまさこ
-
超自然的現象と科学(11)アガペー再考―アガペー以上の大きな愛「ドード」発掘 愛多妥直喜