【CJC=東京】ミッショナリー・インターナショナル・サービス通信(MISNA)によると、ナイジェリア聖公会ベニン教区のピーター・イマスエン主教が身元不詳の武装した男に1月24日自宅前で誘拐された。同氏は聖マタイ大聖堂でミサを執行して帰宅したところだった。
現地紙ナイジェリア・トリビューンが25日報じたところでは、イマスエン主教は車から暴漢に引きずり出され、誘拐された。
事件は、路上から兵士や特別部隊を街頭から撤退するようにと政府が指令した数日後に発生した。主教は最初の犠牲者。トリビューン紙は、身代金5000万ナイラ(約3000万円)が要求されている、と報じた。
イマスエン主教は、ナイジェリア・キリスト教協議会議長を務めている。同協議会はナイジェリアに設立された超教派組織としては最大で、実質上、アフリカ最大でもある。