中国から西へ。かつてのシルクロードを逆にたどり、エルサレムを目指す「バック・トゥ・エルサレム」(BTJ)運動。これは単なるスローガンではない。現在進行形で、数多くの中国人宣教師たちが、北朝鮮、中東、北アフリカといった最も危険な地域で活動している。(第1回から読む)
近年、中国国内では「デジタル・レーニン主義」とも呼ばれるハイテク監視システムが強化され、キリスト教への締め付けはかつてないほど厳しくなっている。顔認証システム、社会信用スコア、ネット検閲。しかし、記事のタイトルが示す通り、彼らは「止められない」のだ。
迫害が激化すればするほど、彼らは地下深くへと根を張り、より創造的な方法で国境を越えていく。彼らは言う。「政府は教会の建物を壊すことはできても、教会そのもの(信徒)を壊すことはできない」。この不屈の精神こそが、終わりの時代の宣教をけん引する原動力となっている。
BTJ運動の究極の目的は、福音の「世界一周」を完成させることにある。エルサレムから始まった福音は、アンテオケを経て欧州へ、そして米国へと西回りに進んだ。19世紀から20世紀にかけて、欧米の宣教師たちが命懸けで福音をアジア・中国へと運んだ。そして今、中国の教会が最後のバトンを受け取り、イスラム圏・ヒンズー教圏という最後の障壁を越えて、エルサレムへと福音を持ち帰ろうとしている。
この「円環」が閉じるとき、それは単なる地理的な到達点ではなく、「御国の福音は全世界に宣べ伝えられて……それから、終わりの日が来ます」(マタイ24:14)という預言の成就を意味するのかもしれない。私たちは今、あるいは歴史のクライマックスを目撃している可能性を否定できない。
私たちもこの歴史的壮挙の単なる傍観者であってはならない。祈りによって、あるいは支援によって、この大宣教命令の最終ランナーたちを支え、共に神の計画に参加しようではないか。
激しい監視と迫害をかいくぐり、命懸けで西へ向かう中国の宣教師たちの安全と霊的な守りのために祈ろう。彼らが過酷な異文化の中で、愛と真理をもって大胆に福音を語ることができるように。そして、最も閉ざされた国々に救いの扉が開かれ、栄光の王である主イエスが再び来られる道が力強く備えられるように、心を合わせて祈っていただきたい。
■ 中国の宗教人口
プロテスタント 6・4%
カトリック 1・6%
無宗教 44・4%
儒教 28・5%
仏教 12・5%
イスラム 1・9%
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