福音派の指導者らが、ヨルダンのイマド・ヒジャジーン観光遺跡大臣と会談した。会談では主に、2030年にイエス・キリストの受洗2千周年記念行事を行うことを見据え、宗教観光の促進に向けた話し合いが行われた。ヨルダン政府は近年、国内にあるキリスト教の主要な聖地において、観光客の受け入れ態勢整備を進めている。
観光遺跡省の発表によると、会談は1月19日に首都アンマンで行われた。会談には、世界福音同盟(WEA)のブトロス・マンスール総主事、世界バプテスト連盟(BWA)のナビー・アッバシ名誉中東大使、ベツレヘム聖書大学のジャック・サラ学長らが参加した。
会談では、2030年に向けた具体的な方策が話し合われた。ヒジャジーン氏は、ヨルダンの観光産業を発展させる包括的戦略において、宗教観光を支援する姿勢を改めて強調した。
マンスール総主事は、国際キリスト教メディア「クリスチャン・デイリー・インターナショナル」(英語)に対し、会談は「アイデアに富み、温かい感情に満ちた」ものだったとコメント。大規模な代表団によるヨルダン訪問や、キリスト教観光に関連するプロジェクトや投資など、今後の協力に期待を示した。
イスラエル北部ナザレに拠点を置くマンスール氏は、頻繁にヨルダンを訪れており、世界の福音派コミュニティーとヨルダンとの絆を強化することに意欲を示している。
「私はナザレ出身のパレスチナ人です。私にとってアンマンは、パレスチナの事実上の首都であるラマラをさらに広げた場所のような存在です」
BWAの名誉中東大使でヨルダン・バプテスト連盟議長を務めるアッバシ氏も、会談で示された開放的な姿勢に手応えを感じている。アッバシ氏は、キリスト教史におけるヨルダンの重要性や、閣僚レベルの強いコミットメントが、2030年の記念事業に向けた協力の可能性を大きく広げたと指摘した。
「共同プロジェクトやカンファレンス、団体巡礼の具体的な機会について議論しました。こうした取り組みは、信仰に基づく観光だけでなく、文化交流や持続可能な開発にも貢献できるはずです」
中東・北アフリカ福音同盟(MENAEA)総主事でもあるサラ氏は、会談はさらなる協力に向けた真摯(しんし)な姿勢を反映したものだったとし、次のように語った。
「私たちが受けた歓迎に感銘を受けました。福音派への理解を深めるためにも、さまざまな分野でヨルダンと協力していくことを楽しみにしています」

















