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あなたは何を食べて生きていますか 安食弘幸

2024年1月7日22時10分 コラムニスト : 安食弘幸
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あなたは何を食べて生きていますか 安食弘幸+

「なくなってしまう食べ物のためではなく、いつまでもなくならない、永遠のいのちに至る食べ物のために働きなさい」(ヨハネ6:27)

一人のご婦人が、鏡の前に立っています。そして、そばにいる夫に向かって言います。「ねぇあなた、私この頃、鏡を見るたびに落ち込むの。だって鏡の中の私ってどう見てもオバアさんなんだもの。髪には白いものがいっぱいで、顔はシワだらけでしょう。お腹はぶよぶよだし、脚は太いし、腕には締まりがないし、腰も少し曲がってるみたいだし・・・ねぇあなた、何か言って私を勇気づけてよ!」

夫はしばらくじーっと妻を見ていましたが、やがて優しい声で言いました。「そうだなぁ・・・、少なくとも君の視力は全然衰えてないみたいだね」

皆さんも鏡をご覧になると思いますが、そこに映る自分をどう思いますか。あなたは「自分で自分をどういう人間だ」と思いますか。「私はこんな人間です」という意識を自己像(セルフイメージ)といいます。人の行動や発言は、その人の自己像と深い関わりがあります。

「私は親切な人間である」という自己像を持っている人は、困っている人を見ると放っておけないのです。「私は優しい人間である」と思っている人は、他人を故意に傷つけることはしません。

では、イエス・キリストの自己像はどんなものだったでしょうか。

「わたしがいのちのパンです」(ヨハネ6:35)、これがイエス・キリストの自己像でした。そして「わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者はどんなときにも、決して渇くことがありません」と言われました。

さらに「なくなってしまう食べ物のためではなく、いつまでもなくならない、永遠のいのちに至る食べ物のために働きなさい」と言われました。「なくなってしまう食べ物のために働く」とは、この世の富や地位、名声を追求する生き方です。

それに対して「いつまでもなくならない食べ物のために働く」とは、神の栄光を現すことを追求する生き方です。

アルベルト・シュバイツァーは、アフリカで医療宣教師として活躍したことで有名ですが、もともとは音楽家であり神学者でした。彼は20代の若さで哲学と神学の博士号を取得し、何冊もの著書を書き、一流の学者としての基礎を築きました。

また、パイプオルガンの巨匠ヴィドールにその才能を認められ、レッスンを受けます。そして、バッハの音楽のオルガン奏者としても名声を得ています。ところが1896年5月のことです。両親(父親は牧師)の実家で休暇を過ごしているとき、イエス・キリストの言葉が彼の心をとらえて放さなくなりました。

自分のいのちを得る者はそれを失い、わたしのために自分のいのちを失う者は、それを得るのです。(マタイ10:39)

なくなってしまう食べ物のためではなく、いつまでもなくならない、永遠のいのちに至る食べ物のために働きなさい。(ヨハネ6:27)

シュバイツァーはこれらの言葉を通して、これから自分の歩むべき道を確信しました。そして30歳の時、アフリカへの医療宣教師となるために医学校に進みます。38歳になったシュバイツァーは大学の講師であり、牧師であり、バッハの研究家であり、優れたオルガン奏者であり、医者となっていました。アフリカへ行くに当たり、彼は少なくとも3つのものを犠牲にする覚悟をしました。

1つは学問的業績です。彼はシュトラスブルク大学で教え、学問の業績も上げ、一流の学者への道を歩んでいました。アフリカに行くことは、この前途ある学者としての道を捨てることを意味していました。

2つ目は音楽家としての道でした。20代後半にはオルガニストとしての名声を得ていました。アフリカに行けば、この道も捨てなければなりません。

3つ目は経済的に安定した生活です。彼はイエス・キリストの使命に生きるために、これらのものを喜んで捨てて、アフリカに渡ったのです。しかし神は、彼が神にささげたこの3つのものを、思いがけない方法で祝福として返してくださいました。

シュバイツァーは活動報告のために、3年に1度は帰国しましたが、そのたびに欧州の各地の大学での講演を依頼され、学者としての活動を続けられました。また、パリのバッハ協会からオルガン練習用のピアノをプレゼントされたので、アフリカの奥地で仕事の合間を見て練習を続けることができ、帰国のたびに演奏会をすることができたので、 音楽家としての立場を保つことができました。

また、経済的にも彼の講演会や演奏会の収入、彼の活動に共感した多くの人々の寄付によって病院を運営することができ、現地の黒人の患者から治療代を取り立てなくてもやっていたのです。

1952年、77歳の時にはノーベル平和賞を受け、65年9月、90歳で米国の地で天に召されました。彼は天国でも、神から豊かな報いを受けたことでしょう。シュバイツァーが愛した言葉です。

Jesus - here is my brain - think through it.
Jesus - here is my face - glow through it.
Jesus - here is my eyes - look at people through them.
Jesus - here is my heart - love people through it.

◇

安食弘幸

安食弘幸

(あんじき・ひろゆき)

峰町キリスト教会牧師。1951年、島根県出雲市に生まれる。関西学院大学社会学部卒。大学時代は硬式野球、関西六大学リーグのスラッガーとして活躍。関西聖書学院卒。セント・チャールズ大卒(哲学博士)。JTJ宣教神学校講師、国内外の教会や一般企業、ミッションスクール、病院、福祉施設などで講演活動を行っている。著書に『キリストを宣べ伝える―コリント人への手紙第二』『心の井戸を深く掘れ』『道徳力―モーセの十戒に学ぶ―』『ルツの選択、エステルの決断』など多数。

■ 峰町キリスト教会ホームページ
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■ 峰町キリスト教会 Facebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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