人間関係に付き物なのが、誤解です。その時に、相手を信頼し、相手を良い方向で解釈すると、誤解によって関係が悪化することはありません。しかし、悪い方向に解釈をしてしまうと、そこに悪魔が働き、相手に対する態度が冷たくなり、相手もこちらに対して悪く解釈するようになり、悪循環にはまってしまいます。
悪魔は、盗み、殺し、滅ぼす存在です。「盗人が来るのは、ただ盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするだけのためです」(ヨハネ10:10)。さらに、人間の罪の性質は自己中心です。これを掛け合わせると、人間関係が壊れるのはあっという間です。
その時、感情に任せて突き進むのではなく、立ち止まって、神に聞くことです。「静まって、わたしこそ神であることを知れ」(詩篇46:10)。静まるとは、罪の性質を停止させ、悪魔から離れて、神に集中することです。そうすると、まず自分自身の中で、相手に対する誤解が解かれます。
傷があってもそれを赦(ゆる)し、悪く解釈していたのが、相手の事情を考え、理解するようになります。自分が変えられるということが、第1ステップです。
次は、誤解からこじれてしまった人間関係を神に委ねることです。そうしたら、神が働いてくださり、神の時に、誤解を解くための解決の糸口が与えられます。これが、第2ステップです。
最後は、神の導きに従って誤解を解くための行動を起こします。これが第3ステップです。
誤解には、悪魔と自己中心な罪の性質が関わっています。さらに、そこに自己中心な第三者が介入してくることがあります。まず「静まって、わたしこそ神であることを知れ」です。静まって罪の性質を停止させ、悪魔から離れ、神に思いを向けてください。そうしたら、問題の半分は解決します。
神様は、人間関係を祝福し、一致させ、協力して何かができるように導いてくださいます。しかし、悪魔は誤解を生じさせ、人間関係を壊し、壊滅的な状況にさせてしまいます。夫婦関係、友達関係、上司と部下、同僚など、あらゆる人間関係を大切にしていきたいですね。
イエス様はあなたを愛しています。その愛で、互いに愛し合い、尊敬し合い、手を取り合っていきましょう。
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