王なるイエス・キリストの御名をパレードや音楽、ダンスを通して賛美し、祝い、開催地域や国のために祈る祭典「ジーザス・レインズ・ジャパン」が、78回目の終戦記念日を迎えた8月15日、全国7カ所で同時開催された。台風7号の影響が懸念されたが、東京のパレード会場となった東京駅周辺では晴れ間がのぞき、参加者たちは約2キロの道のりをイエス・キリストが日本の統治者(ジーザス・レインズ・ジャパン)であることを高らかに宣言しながら練り歩いた。
祭典は、7年前の終戦記念日に東京で初開催されたのをきっかけに毎年行われ、今では東京、大阪、青森、福島、長野、滋賀、沖縄の7都府県に広がっている。大阪と滋賀の会場は台風7号の暴風域に入ったが、時間を変更するなどしてパレードも開催できた。日本のビジョンキーパーは、「台風7号が襲ってきても、ジーザス・レインズを止めることはできませんでした。天候も、私たちの信仰を変えることはできません」と力を込めた。
今年のテーマは「御言葉に親しむ」。東京の集会では、プログラムの進行に合わせてさまざまな聖書箇所が朗読された。冒頭では、詩篇113篇が朗読され、全ての国の上に高くおられる大いなる主を褒めたたえた。
「何よりも素晴らしいことは、この高き所におられる方が、私たちのいる低い所にまで降りてきてくださったことです。キリストは人としての性質を持って現れ、ご自分を卑しくし、死にまで従い、実に十字架の死にまでも従われたのです。それ故、神はキリストを高く上げ、全ての名にまさる名をお与えになりました。それと同じように、キリストにつく者も、主にあって高く引き上げられます。信じる者には神の子どもとなる特権が与えられ、神の相続者となり、キリストとの共同統治者になることが約束されています。主を褒めたたえましょう」
集会では、この日のために結成されたワーシップチームとダンスチームが、歌とダンスを通して主に賛美をささげた。会場には欧州や台湾など海外からの参加者の姿もあり、日本だけでなく、アジアの諸国をはじめ欧米や中近東、アフリカなど世界各国のためにも祈りがささげられた。また、若者たちがステージに上がり、次世代のために祈るひとときも持った。
ヨハネの黙示録2章から始まる7つの教会に宛てた手紙が朗読された後、日本の教会のために代表者6人が登壇して祈りをささげた。そのうちの一人は、「私たちの霊の目を開いてください」と神に求めた。
「霊的に死んでいる者たちが目を覚ましますように。病から、失敗から、恥から出てきますように。神様はあなたを責めていない。神様はあなたを愛している。神の慈しみに悔い改め、戻ってくるように。あなたの父に立ち返るように。イエス様に立ち返るように。教会の中で死んでいる全ての者たちが生きるように。新しい情熱が湧き上がるように。祈りの霊が注がれるように。あなたの教会に、あなたの霊を注いでください。力強い軍隊が、神の勇士たちが立ち上がるように。教会を力強くしてください」
別の祈り手は、「日本の教会に教団を超えた一致を与えてください」と求め、「私たち日本の教会が、神の御言葉によって神の前に祈りと断食をもってへりくだるとき、動かなかったこの日本の地にリバイバルが起こり、干からびたこの土地を、実りある豊かな水が流れ出すところとしてください」と願った。
「私たちは無力さを覚えます。けれども、万軍の主を見上げるときに、私たちには希望があり、勝利があり、力があります。今、あなたの前に首尾一貫して従い、あなたに人生をささげるという教会を、続々と起こしてください。私たち日本人が祈るときに、この地にリバイバルの地震が起こりますから感謝します。もうこれ以上、日本が滅びていく様を見ることに、私は耐えられません。今主よ、来て、義の太陽を昇らせてください。私たちの国に訪れてください」
最後の祈り手は、ペンテコステの日に使徒ペテロが語ったヨエル書2章28、29節を引用し、「この御言葉が今起ころうとしていることをありがとうございます」と祈った。
「疲れ切ってしまったクリスチャンたちを、新しいあなたからの火で燃やしてください。若者たちが預言をします。今まで見たことのないことを、若者たちを通してなそうとされていることをありがとうございます。老人たちは夢を見ます。喜びあふれる教会、命に満ちあふれ、希望に満ちあふれる教会になります。今、その時が来ていることをありがとうございます。主よ、あなたに期待します」
ジーザス・レインズ発祥の地であるフィリピンのビジョンキーパーは、ビデオメッセージで日本の祝福を祈った。ヨシュア記1章2~9節を引用し、「聖霊の力を受けて、絶えず主の導きに耳を傾け、恐れたり、落胆したりしてはいけません。私たちは、皆さんがこの日以降も絶えず神の言葉を黙想し、日本の教会が神の言葉に立脚した教会となることを宣言します」と語った。
「人間の声でもなく、ソーシャルメディアの声でもなく、御言葉を通して聖霊の声にのみ耳を傾ける教会となりましょう。そうすれば、あなたは常に全てのことにおいて成功し、繁栄することができます。イエスの足元にとどまり、イエスの導きに耳を傾けることです。イエスがすでにあなたのために勝利を勝ち取っておられることを知って、聖霊の力によって一緒に進んでいきましょう」
関東・首都圏のために祈りをささげた祈り手は、「関東だけにとどまらず、日本の47都道府県全てに聖霊の風を吹き渡らせ、聖霊の炎によって燃やし尽くされ、聖い聖徒一人一人が立ち上がることができるように。そして心を一つに一致して、あなたの御前に『日本の王はイエスです』と宣言することができるように」と願った。
「あなたの愛に皆が立ち返り、イエス様によって立ち上がることができるように、私たちの心を清めてください。24時間365日、あなたを礼拝し、賛美し、力を与えていただき、その愛を受け取ることができるように。そうして皆が一つとなって、この国のため、また世界のために祈ることができるように、私たちを強めてください」
祭典の模様は、ユーチューブ(関東・首都圏、大阪、福島、長野、滋賀、沖縄)やフェイスブックでライブ配信され、国内にとどまらず、世界各国から視聴された。ジーザス・レインズ・ジャパンの関連情報は、公式フェイスブックで随時発信していくという。