アッセンブリーズ・オブ・ゴッド世界宣教インターナショナル・ミニストリーズでユダヤ人への働きかけをする「ヤコブの希望」というチームがある。チームのメンバーは5年以上にわたって、エチオピアの教会が彼らの隣人であるユダヤ人の必要にもっと目が開かれるように祈ってきた。
エチオピアに住む推定10万人のユダヤ人は事実上、彼らの未伝道グループなのだ。
2020年11月の第1週、エチオピア北部のバヒル・ダールで歴史的な研修会議が開催された。この会議には、市内の多くの教会からの参加者やリーダー、キリストに出会ったユダヤ人のリーダー、エチオピア・アッセンブリーズ・オブ・ゴッドの事務局のリーダーたちが参加した。ユダヤ人、非ユダヤ人、エチオピア・アッセンブリーズ・オブ・ゴッドの指導者が参加したこの種のイベントは、エチオピア北部では初めてだった。
この会議の日中のセッションでは、ユダヤ人への伝道や、この地域に(メシアニック・ジューと異邦人の)両グループの信者を増やすために協力する方法についてトレーニングが行われ、皆が一つとなるセミナーとなった。また、夜の全体礼拝では、ユダヤ人がメシア・イエスへの信仰を深め、水のバプテスマを受けるという出来事もあった。
最近、按手礼を受けた地元のユダヤ人指導者が、昨年設立されたメシアニックの会衆の新しい牧師として就任した。
若いユダヤ人女性とユダヤ人男性が会議に参加し、イエス(イェシュア)をより深く知るようになった。女性は将来が嘱望される優秀な学生で、男性は有名なコプト正教会の教師だ。彼らは聖霊の力を受け、導かれながら、そのユダヤ的遺産の中で成長し、それぞれの分野で前進している。「ヤコブの希望」ミニストリーは、彼らのために祈り、忠実であり続けるよう励ましている。
このような時期に教会は、エチオピアや地域全体にいる未伝道のユダヤ人の間で、伝道活動に従事することができるのだ。信仰を深めつつある人々のために、また、地域や世界中のユダヤ人に福音を伝えるための宣教の機会が増えるように祈っていただきたい。
■ エチオピアの宗教人口
プロテスタント 19・2%
正教会 39・5%
カトリック 0・7%
イスラム 34・1%