Skip to main content
2025年11月1日17時24分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

チャンスの後ろ頭ははげている 安食弘幸

2023年2月3日15時58分 コラムニスト : 安食弘幸
  • ツイート
印刷
関連タグ:安食弘幸
チャンスの後ろ頭ははげている 安食弘幸+

「機会を十分に活かし、知恵をもって行動しなさい」(コロサイ4:5)

米国南部の低湿地帯をハリケーンが襲い、川が氾濫して海水もあふれ、町に流れ込んできました。ある男が、屋根の上に避難しました。水は軒先まで達しています。そこに、救助のカヌーが近づいてきて、言います。

「早く、こっちに移ってください」。すると、その男は言います。「まだ大丈夫です。私には神様がついてますから」

さらに水位は増し、屋根まで達しました。そこに救助のモーターボートがやってきて、言います。

「助けに来ました」。すると男は言います。「大丈夫です。私には神様がついてますから」

水はやがて屋根を覆い、彼の膝にまで達します。そこにヘリコプターが飛んできて、言います。

「早く縄ばしごを登ってきなさい」。しかし男は言います。「大丈夫です。私には神様がついてますから」

水位はさらに上がり、とうとう彼は溺れて死んでしまいました。死んだ男は天国へ行き、神様に文句を言いました。「私はあなたの助けをズーッと待っていたのに どうして助けに来てくださらなかったのですか」

すると神様は言われました。「おまえは分かっていない。わたしはお前のためにカヌーとモーターボートとヘリコプターを送り、3度も救いの手を伸ばしたのに、お前はいずれも拒否したではないか」

もしかしたら私たちも、神の助けの御手をそうとは知らずに無視してしまったことがあるかもしれません。聖書の中には、最初で最後のチャンスかもしれない神の助けの御手を、しっかりとつかんだ人のことが記録されています。

ある町でのことです。ツァラアト(重い皮膚病)患者の男が、イエス・キリストに出会います。彼はイエスを見ると、ひれ伏してお願いします。「主よ、お心一つで私をきよくしていただけます」

当時のユダヤ教の宗教規定では、「ツァラアト」と診断された人は人里離れた場所に隔離されて住み、どうしても外出する必要が生じたときは「私は汚れた者です、汚れています」と叫ばなければならないと定められていました。

つまり、通常は隔離されているはずの人が、大胆にも人混みに出てきて、イエスの前にひれ伏したのです。このことだけでも、この人は大変に大胆な行動をとったことが分かります。

何が彼に、この大胆な行動をとらせたのでしょうか。彼はイエスに対して告白しています。「主よ、お心一つで私をきよくしていただけます」。彼の告白から分かることは、イエス・キリストは自分の病気を癒やす力を持つ方であると信じていたということです。

そして、隔離生活を強いられているこの人がイエスに出会えるのは、一生一回限り、この時だけだった可能性があります。彼は、人生における一回限りのチャンスを絶対に逃したくなかったのです。

彼は「このチャンスを逃したら、自分は一生隔離されたままだ。家族にも友人にも二度と会うことができない」と思ったのです。ですから、彼は必死にイエスに願ったのです。

私たちの人生にも、同じことが起こるかもしれません。神が用意された人生一回限りのチャンスです。ボーッとしていたためにつかみ損ねてしまうことがあるのです。後からそれと気付いて追いかけていっても「チャンスの後ろ頭ははげている」ので、もはやつかむことができないのです。

神が私たちのために用意されたチャンスを逃さないために、私たちにできることは何でしょうか。

「目を覚まして、感謝をもって、たゆみなく祈りなさい」(コロサイ4:2)

ある大学生の体験です。友人たちが次々と就職の内定をもらっているのに、自分の就職活動は思うように進んでいません。「また神様が何とかしてくださるだろう」とのんきに構えていたのですが、さすがに年が明けると不安になってきました。

そんな時、気が付いたのです。「そういえば、就職について真剣に祈ったことがなかったな」。それで反省し、一日断食をして真剣に祈ったのです。

次の日大学に行くと、担当の教授から「ある会社から追加の求人募集が来ているから、明日面接に行きなさい」と言われたのです。彼は全ての予定をキャンセルして面接を受けに行きました。実はその会社は、彼が希望していた会社の一つだったのです。面接の数日後に、めでたく内定をもらったのです。

チャンスには前髪しかないので、来たらパッとつかめるように、私たちは真剣に祈りながら目を覚ましている必要があるのです。

◇

安食弘幸

安食弘幸

(あんじき・ひろゆき)

峰町キリスト教会牧師。1951年、島根県出雲市に生まれる。関西学院大学社会学部卒。大学時代は硬式野球、関西六大学リーグのスラッガーとして活躍。関西聖書学院卒。セント・チャールズ大卒(哲学博士)。JTJ宣教神学校講師、国内外の教会や一般企業、ミッションスクール、病院、福祉施設などで講演活動を行っている。著書に『キリストを宣べ伝える―コリント人への手紙第二』『心の井戸を深く掘れ』『道徳力―モーセの十戒に学ぶ―』『ルツの選択、エステルの決断』など多数。

■ 峰町キリスト教会ホームページ
■ 峰町キリスト教会 YouTube
■ 峰町キリスト教会 Facebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:安食弘幸
  • ツイート

関連記事

  • 天下無敵の人生 安食弘幸

  • 不思議をなさる神 安食弘幸

  • 神がともにおられる人生を歩む秘訣 安食弘幸

  • 神との会話は成立していますか 安食弘幸

  • 人を幸せにする口癖 安食弘幸

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • ワールドミッションレポート(10月30日):イエメン 苦難はあれど希望は消えず

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • ワールドミッションレポート(11月1日):コンゴのルワル族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(10月31日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(1)

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.