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燃えない症候群 佐々木満男

2022年5月20日21時00分 コラムニスト : 佐々木満男
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1. 日本の引きこもり問題

「これから日本の引きこもりの方々に希望を与える福音宣教の働きをしたいと思います」

知人のシンガポールのクリスチャン・Aさんは、所属していた宣教団体を定年で退職するに当たり、私にこう語った。外国人から言われて、あらためて日本の引きこもり問題の深刻さに気が付いた。それは、引いては日本人全体の問題でもある。

「HIKIKOMORI」は国際用語になるほど有名になっている。内閣府調査(2021年10月22日発表)によると、「半年以上家族以外とほとんど交流せず自宅にいる人々」の数が100万人を超えた(若年層54万人、中高年層61万人)。

2. 燃えない症候群

かつては「燃え尽き症候群」(バーンアウト症候群)という用語がはやり、働き過ぎの害が強調された。「頑張ろう」という言葉も死後になりつつある。

その結果、現代の日本では、モチベーションが低く、何事にもやる気がない人が増えている。「ひきこもり」はその典型的な表れの一つだと思う。いわば「燃えない症候群」である。

敗戦後の経済復興のために、日本人は死に物狂いで働いた。海外貿易に活路を見いだし、積極的に企業の海外進出が行われ、外国への留学生も多かった。国全体に活力があり、すべての分野で勢いがあった。しかし、世界第2位の経済的繁栄を達成した日本は、その後に目標を失い、バブル崩壊とともに経済だけでなく、すべての分野において後退・低下の一途をたどり、「燃えない症候群」が広がっている。

3. 熱く燃えて生きる

しかし、神を信じる者はどんな状況にあっても情熱をもって生きることができる。いや、熱く燃えて生きなければならない(黙示録3:15、16)。それは神の栄光を現すためであり、人を愛し、人を救うためでもある。キリストは私たちに命を与えるために来てくださった。しかも、満ちあふれるほど豊かに与えてくださるためである。

シンガポールのAさんは、「霊に燃えて主に仕える」(ローマ12:11)模範的なクリスチャンである。仲間と一緒に自費で日本を訪問して福音の伝道をしている。ある時、10年間引きこもっていた帰国子女の青年・B君を紹介された。B君は英語はできるが、やる気がないために何をしてもうまくいかず、親の家に引きこもってしまった。

B君に同情したAさんは、日本に来るたびに一緒に食事をし、キリストの言葉で励ました。クリスマスや誕生日には必ずプレゼントを贈った。翻訳や貿易の仕事も紹介した。でも、B君には何の変化もなく、相変わらず引きこもったままだった。Aさんは諦めることなく、愛をもってB君を励まし続けた。数年後、B君に変化が訪れた。

「ボク、教会に行きたいので連れて行ってください」と突然B君から言われたAさんは、喜んで教会の日曜礼拝に一緒に参加した。「ボク、働きたいんですが、何か仕事ありませんか?」。礼拝後のコーヒータイムでAさんに紹介された経営者の信徒にB君はこう質問した。「どんな仕事ができるの?」と言われ、「実は10年以上も引きこもりやってたんです。何もできませんが、帰国子女なので英語はできます」と正直に答えた。「そうか、ちょうど英語ができる社員を探していたんだ。うちの会社で来週から働かない?」と言われた。今ではB君は見違えるほど元気になり、会社で熱心に働き、教会にも通っている。

キリストの命がAさんの熱愛を通して、B君の心に流れ込んできたのである。

「わたしがきたのは、羊に命を得させ、豊かに得させるためである」(ヨハネ10:10)

◇

佐々木満男

佐々木満男

(ささき・みつお)

弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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