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ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(7月17日):フィリピン 実を結ぶ価値観教育、生徒から聖徒、そして教師に

2025年7月17日08時37分 執筆者 : 石野博
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関連タグ:フィリピン

ジェーンはフィリピン出身の女性であり、小学4年生の時にフィリピン価値観教育プログラム(PVEP)を通して神の言葉を学んだ。当時の彼女は、プライドや反抗心、乱暴な言葉遣いの強い子どもだった。

「学校で価値観教育プログラムを始めてから、私の人生の全てが変わり始めました」とジェーンは語る。「神様は、私の失敗にもかかわらず、私を愛し、導き、受け入れてくださることを学んだのです。神様が私たちを変えてくださるということを、聖書の言葉を通して知りました。その聖句は今でも覚えています」

PVEPは、公立および私立の学校でキリスト、聖書、そしてキリスト教の価値観について教え、さらにはボランティア教師を養成し、送り出すというユニークな宣教活動である。この働きは2007年にたった1校で導入されることから始まり、現在では全国82州の半数以上の学校に広がっている。そして開始以来50万人を超える子どもたちが主イエスを信じるようになったのである。

ジェーンが高校を卒業した後、PVEPの協力牧師であるジェニサ牧師は、ジェーンにPVEPの教師として働くことを勧めた。最初は戸惑ったものの、最終的に彼女はその招きに応じたのだ。

「子どもたちに神様のことを教えることは、世の中の不健全で破壊的な価値観から彼らを守る助けになります。子どもたちを教えることによって、私自身の心も開かれていきました。彼らが神様のことを学ぶことにワクワクしているのを見ると、私もワクワクするんです」とジェーンは言う。

今、彼女が取り組んでいる課題の一つは、自分のことをよく知っている子どもたちに教えることだ。そして現在では、そうした子どもたちとの関係性が深まっている。教える子どもたちの存在が、ジェーン自身の献身をさらに深めているのである。

「PVEPでの訓練は、教室での働きだけでなく、永遠に続く影響を与えるための備えとなりました。この召しを与えてくださった神様に感謝しています。そして、神様は私の国において、まだまだ多くのことをなしてくださると信じています」とジェーンは語る。

聖書は言う。「あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。わざわいの日が来ないうちに、また『何の喜びもない』と言う年月が近づく前に」(伝道者の書12:1)

まさにこの聖句の教えることが、フィリピンでは全国の学校教育で展開されている。なんという祝福だろう! ジェーンがそうであるように、かつてPVEPで聖書を学び信じた子どもが、今では子どもたちに教える側の教師として奉仕に立っているのである。この永遠の命を生み出すサイクルが、今やフィリピンで豊かに開花しているのだ。PVEPの働きのために祈っていただきたい。

■ フィリピンの宗教人口
カトリック 79・9%
プロテスタント 13・3%
イスラム 5・7%
土着の宗教 0・7%

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:フィリピン
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