皆さんは「ポツンと一軒家」というテレビ番組をご存じでしょうか。毎週日曜日、テレビ朝日で午後7時58分から(東京都の私ならですので、他の道府県の方は違うかもですけど)放送の番組。司会は毎回定番で、あの所ジョージさん。そして、毎回定番のパネラーが、あの「今でしょ」で有名な林修先生。で、それプラス毎回2人ゲストが・・・って感じですよね。
このコラムを読んでくださっている方も、見ている&知っているだろうという前提で書き進めますが、日本全国どんな山奥でも見られている番組ですよね。よく捜索隊が【最寄りの集落】や【衛星写真で発見した目的地】の人に言われてますもんね。「いつも見てます」とか。「とうとう、来たかぁ!」とか。「いつ来るかなって話してたんですよ」とか。
だから本当、日本全国、東京でも、それから山奥でも、まさに、番組に出るような「ポツン」とレベルの所でも見られてるんですね! スゴイぞ、テレ朝「ポツンと一軒家」!!(この番組をご存じない方、見たことがない方は、ぜひ今度、どうぞ♪)
さて、これだけで終わってしまうと、ただテレビ番組「ポツンと一軒家」を紹介しただけで、聖書と何の関係もない・・・ってことになりますので、最後に。
世界のベストセラーである聖書には「ポツンと一軒家」ならぬ、「ポツンと町」が出てきます。その町の名は【ライシュ】。
聖書を読むと、この【ライシュ】という町は、足りないものが何もなく、押さえつけるものもなく、町の人々は安らかに住んでいて、平穏で安心しきっていました。ただ問題は、この町が、著名な町であるシドン(ツロと並んでフェニキヤの著名な町)から遠く離れていて、誰とも交渉がなかったということです。それ故に、【ライシュ】が襲われたとき、救い出してくれる人たちがいなかったのです。ポツンとしていて(孤立していて)、誰とも交渉がなかったから。
聖書は言います。
「・・・ひとりぼっちの人はかわいそうだ」(旧約聖書・伝道者の書4:10)
そうです。【ライシュ】という町には、確かに人々がいましたが、その他の誰とも交渉がありませんでした。だから、襲われたとき、救い出してくれる者がいなくて、焼き払われてしまいました。
大切なのは、家族や周りの人との良い関係ですね。テレビ番組「ポツンと一軒家」からも、そう思います。みんなで助け合い、協力し合い、「ポツンと」で暮らしている。私たちは、そんなに田舎に住んでいるわけでもないし、「ポツンと一軒家」の捜索隊が取材に来るような所にいるわけではないです。でも、今日、周りの人との、そして、家族との良い関係性、良い交流、良い助け合いを意識していきたいですね。そして、周りの人たちの祝福をお祈りする者でありましょう。アーメン。
「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」(新約聖書・マタイの福音書22:39)
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