毎週の礼拝参加者が5万人を超え、米最大とされるレイクウッド教会(テキサス州ヒューストン)の建物の壁から、大量の現金や小切手が発見された。同教会では7年前に約60万ドル(約6820万円)の現金や小切手などが盗まれる事件が発生しており、警察は3日、事件と関連がある可能性を明らかにした。
ヒューストン警察の発表(英語)によると、11月10日午後2時半ごろ、レイクウッド教会のスタッフから、修理工事中に建物の壁から大量の現金や小切手などが見つかったと通報があった。現在も捜査が行われているが、これまでのところ、発見された小切手から、2014年に同教会で発生した窃盗事件と関連がある可能性があるという。
壁の中から現金や小切手を発見したのは、修理工事を行っていた配管工の男性。2日朝に出演したラジオ番組で初めて明らかにした。男性がラジオ番組で語ったところによると、壁に取り付けられていたトイレを取り外す工事を行っていた際、タイルを剥がして断熱材を取り除いたところ、現金や小切手などが入った500枚近い封筒が壁の中から出てきたという。
レイクウッド教会は2014年3月、現金約20万ドル(約2270万円)と、小切手など約40万ドル(約4550万円)を盗まれる被害に遭った。これらは土曜日であった同8日と、日曜日の同9日の2日間に行われた礼拝でささげられた献金で、10日朝に献金が入った金庫がこじ開けられているのを教会のスタッフが見つけ発覚した。一方、これらの献金には保険がかけられていたため、教会は当時、補償のための手続きを行うとしていた。