バイクから学ぶテクニックの3つ目は「行きたい方向を見る」ことです。
カーブが連続して続く峠道で、きれいにスムーズに曲がるライダーと、ギクシャクして危なっかしいライダーの違いは「視点」です。上手いライダーは、カープの先やその先の先を見ながら運転しています。しかし、下手なライダーはガードレールを見て恐れたり、怖いので下を向いて運転しています。
バイクは、見た方向に向かって走っていくという特性があります。だから、どんなに怖くてもこれから走っていく方向を見なくてはいけません。
16歳の誕生日に免許を取って、バイクに乗り始めました。ずっと小さい頃から自転車に乗っていてその基礎があったので、自然に行く方向を見る習慣が付いていました。しかし、自転車とバイクでは次元が違うので、恐れて前が見られない時期がありました。恐れを克服するためには、繰り返し練習が必要でした。
スキー初心者の時にも、転ぶのが怖くて下ばかり見ていました。しかし、これもバイクと似ていると分かったので、わざと遠くを見ました。2階から滑る先を見下ろすような気持ちで見ていると、自然に滑りが安定してきれいなシュプールを描けるようになったのです。
私たちの人生においても、目の前の問題を恐れて力んだり、問題ばかりを凝視していると、問題に吸い寄せられ、問題にとらわれてしまいます。問題のずっと先におられる神様を見てください。先を見ると、自然にスキーできれいなシュプールを描けるように、バイクで安全にきれいに曲がれるように、喜びと平安にあふれ、成長し、最善の生き方ができます。
信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。イエスは、ご自分の前に置かれた喜びのゆえに、はずかしめをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。(ヘブル12:2)
イエス様を見上げ、イエス様から目を離さないで歩みましょう。
◇