最高の人生とはどんな人生？　菅野直基

若い頃、「抜け目なく振る舞い、人生のチャンピオンになろう！」と思って頑張っていました。でも、いつも人生のチャンピオンでいることは不可能です。坂道をのぼれば、坂道をおりなければなりません。ギターの弦を張って演奏し終わったら、弦をゆるめなければなりません。

程なくして、「人生は思い通りにいかないものだ！」と気が付きました。ボロボロになり、傷つき、落ち込んでどん底の状態の中で、私を抱きしめ、私を慰めてくれる方がいました。イエス様です。

私は考え方を変えました。人生を「勝ち負け」「損得」で見るのではなく、すべてのことを感謝し、心穏やかに負けも損も受け入れて、「人生のすべてを楽しもう！」と決意しました。そうしたら、人に与えたり、譲ったりできるようになり、生きるのが楽になり、楽しくなりました。

「負けるが勝ち」ということわざがありますが、イエス様は、十字架にかかって死なれました。一見負けのようですが、イエス様は、負けて勝たれたのです。死を討ち滅ぼして復活されて、今も生きておられます。

イエス様は、あなたの孤独、悲しみ、傷、痛み、失敗、苦しみ、惨めさの中におられます。その方に気付き、認め、出会うなら、人生は新しくやり直すことができます。

「だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである」（Ⅱコリント５：１７）

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