こんな時にどうするQ&A 聖書的原則と私の体験(26)
日曜日に働く際に考えておくこと
日曜日は本来安息日であり、神と交わるために特別に設定された日である。出エジプト記20:8〜11に「安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。六日間、働いて、あなたのすべての仕事をしなければならない。しかし七日目は、あなたの神、主の安息である。・・・主は安息日を祝福し、これを聖なるものと宣言された」とある通りである。
日曜日の教会の礼拝は、キリスト者が共に心を1つにして、主イエス・キリストの父なる神をほめたたえ、恵みの神に感謝に満ちて応答するためのものである。それ故、キリスト者にとってその日の礼拝への出席は、非常に大切なものであり、欠かすことのできないものである。従って、彼にとってその日に働くことは、礼拝に出席できるかどうかで判断すべきものである。
キリスト者が日曜日に働く場合、働く時間が礼拝と重なることが起こり得る。その場合多くの教会では、日曜日に主礼拝以外にも早朝礼拝や夕礼拝を準備しているので、いずれかの礼拝に出席する、あるいは働く時間を調整する、のどちらかを選択すべきであろう。どのように時間を調整しても、いずれの礼拝にも出席できないようであれば、その仕事を辞めて、別の仕事に変えることが望ましい。そのようにしてでも、教会の日曜日の礼拝に、継続的に出席されることをぜひ勧めたい。
時々、キリスト者は教会にいるときだけでなく、どこにいても礼拝をささげなくてはならないので、日曜日の礼拝に特に重きを置く必要はないと言われる方がおられる。もちろん礼拝はこの世において、どこででもささげなければならないものである。そして、ウィークデーに行われる礼拝や、非定期的に持たれる礼拝もある。しかし、やはり日曜日の礼拝に継続的に出席することが大切である。なぜなら、他の教会員と共に礼拝をささげることが、教会という主の御身体なる共同体の構成員として大変重要なことだからである。
経済状況のあまり良くない昨今、今の仕事を辞めた場合に、他の仕事が見つかるだろうかと心配される方も多いと思う。しかし、礼拝に継続的に出席したいと心から願い、熱心に神に祈り求め続けるなら、神は必ずそのような仕事を備えてくださると神に信頼することが大切である。
その良き例として紹介した、実在したキリスト者の元オリンピック選手(100メートル走)のことを思い出していただきたい。彼は、あいにく予選の行われる日が日曜日となり、聖日礼拝の時間と重なってしまったが、聖日礼拝を優先させ、競走へ出場することを断念したのである。しかし、神はそのような彼を喜ばれ、彼に新たに400メートル競走への出場の機会を与えられ、世界新記録で優勝するという、予想外の快挙に導かれたのである。
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(参考並びに引用資料)
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