Skip to main content
2025年6月30日09時21分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

飢饉の時にも生かされる 穂森幸一(76)

2017年2月24日10時04分 コラムニスト : 穂森幸一
  • ツイート
印刷
関連タグ:穂森幸一

少し寒かったり、暑かったりすると、「地球温暖化のせいだ」と口にする気象の専門家がいます。また、別な気象学者は「地球は温暖化ではなく、寒冷化に向かっています。やがて氷河期が来ます」と発言しています。

ある学者の説明によりますと、「温暖化も寒冷化も地球自身のせいではなく、全て太陽の黒点活動が不安定になることから始まります」と言っています。

古代のエジプト文明もマヤ文明も、天文学の中心は太陽活動を注視することでした。太陽の働き方で冷害による不作になったり、大雨が降り、洪水になったりします。

聖書の世界をみても歴史の流れをみても、飢饉(ききん)は何度も繰り返されていることが分かります。江戸時代の日本では100年ごとに異常気象による大飢饉が発生しています。また、中世のヨーロッパでは小氷河期のためにテムズ川が凍り、人々がその上を歩いて行き来していたともいわれます。

エジプトに奴隷として売られていたヨセフは、神様から与えられた霊力により、7年間の豊作とその後に来る7年間の飢饉の時を予見します。エジプトの王に宰相の地位を与えられ、食物を可能な限り保存し、飢饉に備え、国難を乗り切っていきます。(創世記39〜41章)

「見よ。主の目は主を恐れる者に注がれる。その恵みを待ち望む者に。彼らのたましいを死から救い出し、ききんのときにも 彼らを生きながらえさせるために」(詩編33:18、19)

これは私の勝手な予見ですが、地球は小氷河期に向かっているように思います。異常気象のために寒冷化になり、水不足に陥り、十分な収穫ができないのではないかと思います。また、日本で起きている深刻な問題は、放射能汚染により、穀物を収穫できなくなり、牛乳などが飲めなくなっていることです。

食物が足りなくなれば、外国から輸入しなければなりません。ところが、オーストラリアや米国など穀物輸出国が干ばつに苦しんでいます。

日本では、もう1つの飢饉問題があると思います。食料品店やスーパーマーケットには食べ物があふれているのですが、農薬や食品添加物などの問題により、安心して食べられる安全な食品は入手が難しくなっています。

世界的に水不足や食料不足の問題が起きますと、紛争になり、やがて戦争になっていきます。食物問題を解決することは世界平和にも寄与します。第2のヨセフの出現が待たれます。

経済的には豊かだと思われている日本でも、子どもの貧困が深刻な社会問題になり、社会保障制度の谷間でその日の食べ物にも事欠き、餓死してしまうような悲惨な事例が新聞報道に出ることもあります。

教会や寺院などがフードバンクなどと提携してフードステーションとなり、必要な人が気軽に食べ物を受け取れる仕組みづくりに奮闘しているのをテレビで見ました。とても素晴らしい働きだと思います。

食べ物の飢饉だけでなく、神の言葉を聞くことの飢饉も深刻な状況になっていると思います。今日の社会は情報過多の状態ですので、必要な情報が届きにくくなっています。

これはカトリックの神父さんたちの集まりで聞いた話ですが、かつて中世ヨーロッパのカトリック教会では、制度疲労とも呼ばれる状況で神の恵みが届きにくくなっていました。そこにマルティン・ルターが立ち上がり、改革を呼び掛け、プロテスタント運動が起こっていきます。

それに呼応するように、カトリックの内部改革を訴える修道会が起こります。それがイエズス会ですが、そのメンバーの1人がフランシスコ・ザビエルです。イエズス会は海外宣教を積極的に進めるようになり、ザビエルの日本宣教に発展していきます。ルターの働きは間接的に日本宣教にも影響していたということができます。

今日、日本宣教はさまざまな壁に直面し、衰退のニュースが耳に入ります。働き人の減少で3つの教会を掛け持ちしている教職者は珍しくなく、2つの県、3つの県をまたいで奉仕している人もいます。また、教会だけでなく寺社仏閣の閉鎖のニュースも聞きます。

宗教に与えられている課題の1つに終末医療の問題があります。人生の最期を迎えようとする人々に積極的に寄り添っていくことは、宗教に与えられた大切な使命であると思います。看取りの問題、葬儀のこと、納骨のことなど、誰も逃れることはできません。冠婚葬祭を通して神の言葉を発信していくことで、社会の転機に関わっていけるのではないかと思います。

「私たちは神とともに働く者として、あなたがたに懇願します。神の恵みをむだに受けないようにしてください。神は言われます。『わたしは、恵みの時にあなたに答え、救いの日にあなたを助けた。』確かに、今は恵みの時、今は救いの日です」(Ⅱコリント6:1、2)

<<前回へ     次回へ>>

◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:穂森幸一
  • ツイート

関連記事

  • 時が良くても悪くてもみことばを宣べ伝えなさい 穂森幸一(75)

  • 預けられたタラント(賜物)  穂森幸一(74)

  • 神の言葉は生きています 穂森幸一(73)

  • 主の言葉は確実に履行される 穂森幸一(72)

  • ビジョンに生きる 穂森幸一(71)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月30日):インドネシア 静かに進む魂の変革

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(22)小麦配給の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月26日):北朝鮮 大胆な一歩、北朝鮮で執り行われた秘密の洗礼式(1)

  • 賢い時間の使い方「ゆっくり、今すぐに」 菅野直基

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • ワールドミッションレポート(6月29日):北朝鮮 大胆な一歩、北朝鮮で執り行われた秘密の洗礼式(3)

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(7)人は「単独者」である 三谷和司

  • 日本キリスト教協議会、米軍によるイラン核施設攻撃に抗議

  • ワールドミッションレポート(6月30日):インドネシア 静かに進む魂の変革

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 日本福音同盟、戦後80年で声明 日本の教会が戦時下に犯した罪の歴史と悔い改めを確認

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • リック・ウォレン牧師、カトリックのイベントで講演 宣教による一致を語る

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 日本キリスト教協議会、米軍によるイラン核施設攻撃に抗議

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.