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この時聖書を開いた

この時聖書を開いた(22)クリスチャンの「コレクティブハウス」を創ろう 江波戸啓悟

2016年11月19日16時41分 執筆者 : カレブの会
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関連タグ:カレブの会

クリスチャンの「コレクティブハウス」を創ろう
NPO法人セニア・サービスセンター代表理事 江波戸啓悟

「求めなさい。そうすれば与えられます」(マタイの福音書7章7節)

おもちゃのまち教会の創立者、ステンフェルト先生を訪ねた夢を見ました。それはスウェーデンの花と緑に囲まれたお宅で、先生ご夫妻は忙しそうに「私たちは天国に行くので、整理しています」と言われるので、「エッ、先生、それは御心ですか」と私が言ったとき、目が覚めたのです。

あまりに鮮明な夢でしたので、先生に書き送りました。すぐのご返事は「・・・その時刻、妻が心臓発作で緊急入院しましたが、無事です。天国へは、まだ時が残されているようです。ぜひ、こちらにいらっしゃい」

英語のおぼつかない私に大きな試みでしたが、行かねばならぬと決めました。先生の思い出の地、関わりある方々をビデオに収め届けました。涙ぐんで映像に見入る先生に、人生の大半を日本の宣教に費やした生涯に深い感謝を覚えます。もう5年前のことでしたが、次の再会は天国でしょう。イエス様が用意してくださる天の住まいで、主にある方々と再会の望みがあるとは、何と幸いなことでしょうか。

私も後期高齢者、2年目となりました。人生の最終章、どこで、いかに過ごすかの課題が控えています。ボランティア活動で老人施設を訪問すると、地域で誇りを持って暮らしていた人が、同一人物と思えないほど変わり果てた姿に接し、愕然(がくぜん)とすることがあります。懸命にケアをする看護者には大変失礼ですが、無気力、無感動な魂の抜け殻のような高齢者に出会うのです。

「私のような役立たずは、早くお迎えが来るといいのにねぇ」と聞かされるのが何よりつらいと、ある施設長は語りました。生きがいと希望もない老後は、誰も望まないでしょう。私たちは、神に似せた最高傑作として創造されました(創世記1章26節)。神様の祝福にふさわしい生涯を、私たちは約束されているはずです。

私たちには、素晴らしい先達の軌跡があります。今から約35年前、老人福祉を志した三谷六郎、恵子夫妻が、理想とする米国のキングス・ガーデンで研修し、無の状態から老人ホームを造り上げる望みは、多くのクリスチャンの支援で実現しました。出版された『主の園は賛美に満ちて―筑波キングス・ガーデン創設物語』には、困難あるところには必ず神の助けがあったと、三谷夫妻による奇跡の証しが記されています。

「主に仕えるように、人生の先達に仕える」、キングス・ガーデンのスピリットは、日本の福祉の中で光り輝き、優れた模範となっています。キングス・ガーデン連合に加盟する施設を年々増し加え、今では東北から四国、九州まで73施設に広がりました。私たちの住む栃木県にも、ぜひキングス・ガーデンを名乗れる施設を祈り求めましょう。

近年、住まう人が協力して快適な住まいを築いていく暮らし方、スウェーデン生まれの「コレクティブハウス」が注目されています。それぞれが独立した専用住宅と、皆で使う共用スペースを持ち、生活の一部を共同化する合理的な住まいです。同じ価値観を持つクリスチャン同士なら、大切な条件が揃います。老いも若きも手を携え、クリスチャンの英知を結集して、新しい住まい方「コレクティブハウス」を実現させませんか。あなたのご参画を期待しております。

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【書籍紹介】

 カレブの会編『この時 聖書を開いた―31人に訪れた神の祝福―』

カレブの会編『この時 聖書を開いた―31人に訪れた神の祝福―』

私たちはみな、退職後のさまざまな不安を抱えています。夫婦や家族関係の在り方、体力の衰え、病、経済のこと、伴侶との離別、孤独等々。この世の人々が行く同じ道を歩みます。「夢」がコインの表だとすれば、弱さを味わう「軟着陸」はその裏面です。幸いなことに、この弱さは私たちを成熟へと導いてくれるだけでなく、しばしば夢と使命を与え、御国を広げる道へと導いてくれるのです。

現役で働いている方にとっては、示唆に富んだ言葉に、生き方の確かなヒントやアドバイスが与えられます。同世代の人にとりましては、生きる勇気や力が湧き上がり、その励ましを共有できる本です。

ご注文は、全国のキリスト教書店、Amazon、または、イーグレープのホームページにて。

《 目次詳細を表示 》 / 《 非表示 》

目次
 巻頭言 約束を信じた人々     「カレブの会」代表  小川 吾朗

私が教えられたこと①
一章 愛・希望・勇気を人間関係から学んで

営業経験を生かした人脈造り                市村昌三郎
古里伝道を目指して                    遠藤 誠一
なくなる食物のためではなく                香川 和生
三つのチャレンジ                     北原 祥光
聖句 隣人を愛しなさいは、私の人生の永遠のテーマです   佐藤 文紀
教育の原点は愛にあり                   原田 浩司
仕事と人生                        本田 英一
キリストに接木されて                   山本 文夫
主ご自身が、私たちの心を慰め強めてくださる        横倉 順治
仕える者に                        吉田 富次

私が教えられたこと②
二章 クリスチャンビジネスマンの使命を与えられて

三回のリストラからの奇跡的な解放             秋山 幹生
定年ではなく、墜落による退職とその後           伊藤 博康
一所懸命から一生懸命へ                  志田 保夫
クリスチャンビジネスの原点                棚沢 英樹
神様が示される道を求めて                 田宮  清
私は〝スルメ〟                      根田 裕道
存在感のある人になる                   八尋 隆幸
主の恵み・世と誠実にかかわる               山田 貫司
権威に従う                        星野 隆三

私が教えられたこと③
三章 主と共に夢実現の道を歩んで

いつも相談に応じてくださる神さまに感謝!         伊藤 紘一
クリスチャンの「コレクティブハウス」を創ろう       江波戸啓悟
神様の深いご配慮に守られて                加々美 要
退職経験から学んだこと─主の救いと導きに感謝─      神山  武
数々の試練を通して与えられた教訓             門谷 晥一
困難を極めた就職活動・悪戦苦闘の日々と神様の恩寵     来間 幸夫
御言葉が示すミッションとビジネスの成功法則        田口 誠弘
私たちの心は燃えていたではないか             谷  雅史
傘寿を迎えて                       西山 久生
ビジネス経験が退職後の別世界に生かされる         畠山 義則
「主と同行二人」で歩む                  藤田 達雄
主の恵みに生かされて。リタイアの前、直後、そして今    吉野 輝雄

◇

カレブの会

カレブの会

切り株から芽を出す「カレブの会」のロゴマークは、リタイア後も御言葉の約束を信じ、それぞれが置かれた場所で、豊かな実を結ぶ現代のカレブのような人々のスピリットを表現している。「主から夢を頂き、夢の実現のために互いに助け合う」こと、「人生のソフトランディング(軟着陸)を助け合う」ことを目的に2006年12月に活動を開始。そのビジョンは宇都宮、仙台、西宮へと、御霊の風に乗って運ばれ、今ゆっくりと広がり続けている。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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