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イスラム国(IS)米ナイトクラブ銃乱射事件同性愛・LGBTQ

米ナイトクラブ銃乱射事件:ラッセル・ムーア牧師「同性愛者にイエスの愛を示してほしい」

2016年6月17日12時15分 翻訳者 : 山本正浩
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関連タグ:米国イスラム国(IS)同性愛ドナルド・トランプヒラリー・クリントン
米ナイトクラブ銃乱射事件:ラッセル・ムーア牧師「同性愛者にイエスの愛を示してほしい」+
米ミネソタ州で行われた追悼集会(写真:Fibonacci Blue)

キリスト教指導者らは、米国史上最悪となった銃乱射事件の犠牲者を追悼し、事件の標的となった同性愛者に哀悼の意を表明した。事件の数分前に過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓ったオマル・マティーン容疑者(29)は、「テロリスト関係者」として2013年と14年の2度にわたり、米連邦捜査局(FBI)から事情聴取を受けていた。

「会衆に呼び掛け、共に祈りましょう。この事件によって、同性愛者の隣人たちは、かなりおびえているはずです。怖くないはずがありません」と、米南部バプテスト連盟倫理と信教の自由委員会の委員長を務めるラッセル・ムーア牧師はブログで述べた。

「彼らにイエスの犠牲的な愛を示してください。結婚や性別の意義について合意することと、互いに愛し合い、テロという殺人の罪を理解することは別の問題です」とムーア氏は言葉を添えた。

12日の午前2時過ぎ(日本時間同日午後3時過ぎ)、米フロリダ州オーランドで49人を殺害し、53人を負傷させ、警察特殊部隊に射殺されたマティーン容疑者は、同僚らに「扇動的な言葉」を語っていたと、オーランドFBIのロン・ホッパー局長は述べた。

同僚らは、(マティーン容疑者は)2013年の「テロリスト関係者」だと主張している。FBIは他の目撃者たちとは別に、マティーン容疑者を2度事情聴取していた。「最終的に彼の証言の真偽を確認できないまま、捜査は打ち切られました」とホッパー局長は述べた。

NBCニュースによると、ニューヨーク生まれでフロリダ州フォートピアス居住のマティーン容疑者は、ナイトクラブ「パルス」の銃撃直前、緊急通報911に電話し、ISのリーダー、アブ・バクル・アルバグダディに忠誠を誓ったという。また同ニュースが伝えた容疑者の父親の証言によれば、容疑者は最近、自分の家族がいる前で男性の同性愛者カップルが口づけしているのを見て激高していたという。

ISは、影響下にあるニュースサイト「アマク」を通じ、12日に犯行声明を出した。

「米フロリダ州オーランド市の同性愛者ナイトクラブを狙って死傷者100人余りを出した武装襲撃は、イスラム国戦士によって実行されたものだ」とアマクは報じた(ロイター通信)。

マティーン容疑者はISに感化された可能性が高いが、ISは直接関わっていないと報じられている。マティーン容疑者の元妻は、容疑者は精神的に病んでいたと考えている。

ムーア氏と同様、他のキリスト教指導者らも声明を発表し、哀悼の意を表明した。

米南部福音主義神学校のリチャード・ランド校長は「私たちの心と祈りは、イスラム教テロの残虐行為により愛する者を殺されたり、傷つけられたりした人々とともにあります」と述べた。

サンディエゴにあるザ・ロック教会のマイルズ・マクファーソン牧師は、「私たちの心は、オーランドで起きた惨劇の被害者の家族や友人らと共に傷んでいます。米国最悪の銃乱射事件が、米国の平和と団結のための祈りで覆われますように」と述べた。

クリスチャン・ブロードキャスティング・ネットワークの最高経営者ゴードン・ロバートソン氏も声明を発表した。「この悲惨な暴力行為を正当化することはできません。性的指向の如何にかかわらず、米国で安心して安全に暮らす権利を、万人が持っています。(中略)オーランド市警とFBIが速やかに責務を果たし、この悪夢を終わらせて人々の命を救うことを望むものです」

ノースランド・ディストリビューテッド教会のジョエル・ハンター主任牧師は、こう述べた。「社会に憎しみや暴力があってはなりません。私たちは、犠牲者の遺族と友人に深い哀悼の意を表します。また加害者の行為を知って、恐怖に駆られている人々のためにも祈ります」

事件後SNSでは、厳正な銃規制法を求める声が上がり、事件に乗じて大統領候補者の批判や支持を表明する声が上がっている。CNNによれば、ドナルド・トランプ氏とヒラリー・クリントン氏も、事件直後から政治的な鬩(せめ)ぎ合いを始めている。

ムーア氏は、「事件の余波として、米国の良い一面も現れています。例えば、犠牲者のために献血を申し出る人々が列をなしています。また悪い一面としては、ソーシャルメディア上で、銃規制や大統領選にまつわるさまざまな議論を戦わせる要因になっています。危機に直面している国民のために、一緒になって悲しむことができないのだろうかと、私はこの国を憂いています」と述べた。

「国民の意見が分かれているために、一致団結することだけでなく、立ち止まって共に悲しむことさえ困難になりつつあります。互いの政敵から自分を守るので精いっぱいで、悲しむ者と共に悲しむことができないのです」と、ムーア氏は続けた。

オーランド市街で2004年に開業したナイトクラブ「パルス」で警備に当たっていた警官は、午前2時ごろ容疑者と撃ち合いになったと警察当局は語った。人質の状況が急変したため、3時間後、警察特別部隊が装甲車を使ってクラブ内に突入し、容疑者を射殺した。

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:米国イスラム国(IS)同性愛ドナルド・トランプヒラリー・クリントン
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