【CJC=東京】台北発中央社通信によると、バチカン(ローマ教皇庁)所蔵の文化財60点を展示する「天国の宝物――ローマ教皇庁所蔵文物特別展」が5日から、台北の国立故宮博物院で開催されている。これらの文化財が台湾で公開されるのは初めて。
バチカンは、欧州で中華民国(台湾)と外交関係を持つ唯一の国で、1942年の国交樹立から交流を行っており、今回、故宮とバチカン大使館の協力で特別展が実現した。
展示されている祭服や聖器は、儀式で使用される場合を除き、教皇儀典室で保管されており、一般公開はほとんどされていない。