【CJC=東京】ドイツの作曲家ヨハン・セバスチャン・バッハの肖像画として広く知られる作品が数世紀ぶりにゆかりの地、独東部ライプチヒ市に帰還を果たし、12日に同市のニコライ教会で一般公開された。AFP通信が報じた。
1748年に画家エリアス・ゴットローブ・ハウスマンによって描かれた肖像画で、60歳前後のバッハがかつらをつけ、手には自身作曲の楽譜を持っている。バッハの肖像画として最もよく知られている。
クラシック音楽愛好家で昨年11月に100歳で死去した米国人富豪ウィリアム・シェイド氏の遺志で同市内のバッハ博物館に寄贈された。現在価値は250万米ドル(約3億円)と推定されている。