~重度の火傷で死に直面、ひとり子を犠牲にされた神様の御心を知るきっかけに~
ブライアン・バードウェルさんは、米国防省への攻撃を受け、火傷を負った。国防省へのテロ攻撃があったとき、ブライアン・バードウェルさんは、国防省の軍事補佐の仕事をしていたという。アメリカン・エアラインズ77便が国防省の彼が勤務しているオフィスの付近に到着したとき、バードウェルさんはトイレにいたという。
バードウェルさんは「国防省に突撃してきた77便から7,8歩離れたところにいました。私は吹き飛ばされ、人形のように地面にたたき落とされました。そして火傷をし、黒煙の中で呼吸困難になりました。熱風に包まれた中、私は死を覚悟しました。その時米軍で決して教わらなかったこと、『ただ服従する』ことしか他に方法はありませんでした。そして大声でイエスの御名を叫び求めました。『主よ、あなたにお会いするためにここに来ています。私は今ただ主の事だけを考えています』と叫び求めました」と証しした。その後4人の従業員に発見され無事救助されたという。
しかし彼らがバードウェルさんを救助しようとして体を持ち上げようとすると、既に焼けただれた皮膚が体からはがれ、それがバードウェルさんに激痛をもたらしていた。
すぐにバードウェルさんは病院に運び込まれ、緊急治療を受けたという。病院に着いたときには重体で、病院のチャプレンに最後の祈りを共にしてもらうように願ったという。
最後の祈りの中で、「主よ、わかりました。あなたにすべての主権があります。あなたが主治医を導かれ、私は今ここに生存しています。これまで米国旗に敬礼してきましたが、あなたが私をここまで運んでくださり、あなたが私を米国の友たちの慈悲の下に導いてくださるなら、私はあなたの旗にも敬礼いたします」と神に切願するようになったという。
臨終を間近に控えたかのように見えたバードウェルさんの周りには妻と息子もいて、バードウェルさんに別れの挨拶をしようとしていたという。バードウェルさんは過去20年間の軍人生活を振り返って、最も直面するのに困難だと思われたことは、自分の息子から自分に別れを告げられることであったという。
バードウェルさんは当時の状態を振り返り、「私は息子が来るのを見ていました。しかし私は全身包帯で包まれてまるでミイラ男のようでした。話すこともできませんでしたが、息子が『お父さん、大好きだよ』と話しかけるのが聞こえました。そしてさらに、私の頭に思い浮かんだことは、『父なる神様がそのひとり子にさよならを言わなければならないときにどれだけの苦痛があったか』ということでした。死の淵にあって、息子と永遠の別れをしなければならない、しかし天国で父なる神に会う事ができると思ったとき、キリストの死で全能なる神様と息子が地上にあって離れなければならなかった瞬間を思うようになりました」と述べた。
バードウェルさんはその後全身の半分以上が火傷に覆われた重症の状態から回復するまでを神様が導かれた過程を数千人もの人々に証しすることができるようになったという。現在バードウェルさんは、米テキサス州議会の新人として活躍しており、夫人と共に「フェイス・ザ・ファイヤー」という火傷による傷で苦しむ人々を助け、イエス・キリストの栄光を伝える活動に携わっている。
バードウェルさんは、「国防省で生じた航空機の突然の衝突で、神様に頼るしかない状態に置かれたことで、やっと『私が二番目で神様が一番目』でなければならない理由が明確にわかるようになりました」と証しした。
二人の生存者の証がサイト上で分かち合えることで、多くの閲覧者がどのように神様が彼らやその他の生存者たちを通して栄光を示されてきたかを知るようになっている。
閲覧者らからは「私の人生は私だけのものではないことを悟りました。常に神様が彼らを愛されると同じように、他人を愛して生活していかなければならないことを知ることができました」「ジョンさんの驚くべき生存体験によって、どれほど神様が偉大であるかを知るようになりました。生存者として神様に油を注がれ、数千人もの人たちが生存者を通してキリストに導かれているのですから」などの感動の声が寄せられている。