アメリカ南長老教会と日本キリスト教団によって1972年4月に設立された財団法人、神戸学生青年センターではこの4月からアジアからの留学生を対象とした新しい奨学金、「三木原奨学金」を開始する。
センターでは以前からも留学生奨学金として、阪神大震災時の被災留学生・就学生支援活動を契機として始まった「六甲奨学基金」を運営してきた。六甲奨学基金は、震災時に被災した留学生に支援金として一人三万円を支給したことがきっかけで、その後毎年アジアからの留学生・就学生4〜6名に月額5万円を支給している。
今回の三木原奨学金は、神戸在住の三木原さんがアジアからの留学生の支援活動をしたいとして3000万円を提供とたことがきっかけという。対象は中国、台湾、韓国から来日し、兵庫県下の4年制大学または大学院で学んでいる留学生で、月額6万円を8名まで支給するという。返済義務はなく、他の奨学金を受給していない留学生を対象に、兵庫県下の大学が各1名を推薦することも可能という。
センターでは、今年日本への留学生が十万人を超え、とくにアジアからの留学・就学生が増加している中でこのように新たな奨学金を始められることは喜ばしいことと話している。奨学金についての問い合わせては、神戸学生青年センター(078-851-2760)まで。