西南学院大学(福岡市早良区)はこのほど、福岡市西区田尻に整備を進めていた総合グラウンド「田尻グリーンフィールド」を完成させた。野球場や陸上競技場など8つの競技場に加え、約1ヘクタールにおよぶ環境保全ゾーンを設置。総面積は13・5ヘクタールと、関西以西の大学では最大級の大学総合グラウンドとなった。
昨年10月には、陸上競技場やラグビー場のほか、アメリカンフットボール場、サッカー場、テニスコート場などを完備した西ゾーンが完成し、使用を開始していた。今回完成した東ゾーンでは、野球場やソフトボール兼多目的広場、アーチェリー場などを設置したほか、環境保全ゾーンとして開発前からの自生植物を移植した湿地や、草やぶ、水田などを配置。地域の環境学習にも役立てようとしている。
10月31日の完成式典には、G・W・バークレー学長をはじめ関係者ら約160人が出席。式典後は、野球場で福岡ソフトバンクOB5人による野球教室と、地元少年野球クラブによる記念試合が行われた。