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ヨハネの黙示録(15)最後の審判はいつですか 岡田昌弘

2026年5月19日20時28分 コラムニスト : 岡田昌弘
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関連タグ:岡田昌弘

私たちに計画がある場合、進み具合を知ることはとても大事です。もし自分が計画管理者の一人であるなら、計画全体の進み具合を知る必要があります。しかし、自分が仕事の一部を担当しているだけなら、自分のすべきことをするだけで、計画全体の進み具合を知る必要はないでしょう。

聖書の語る神のご計画に関しても同じです。私たちは、自分に委ねられた働きを忠実に行うことを要求されているのであって、ご計画の進み具合を細かく知る必要はありませんし、「完成はいつですか」と神に聞くことは越権行為なのです。

しかし、「今のこの時代を見分ける」(ルカ12:56)という聖書の教えによれば、イエス様の弟子やしもべを自認する人であれば特に、イエス様がいちじくの木や空の雲、風を例にして時代を悟るようにと教えたように、今という時代を見分け、聖書時間を知ることはとても重要なのです。

1. 殺された人々

小羊が第五の封印を解いたとき、私は、神のことばと、自分たちが立てたあかしとのために殺された人々のたましいが祭壇の下にいるのを見た。(黙示録6:9)

第5の封印が解かれる前に、第1から第4の封印が解かれているので、5章と6章から引用します。

「すると、長老のひとりが、私に言った。『泣いてはいけない。見なさい。ユダ族から出た獅子、ダビデの根が勝利を得たので、その巻き物を開いて、七つの封印を解くことができます』」(黙示録5:5)

御父の黙示が7つの封印で封じられており、それを開くのにふさわしい者が、天・地・地の下に見つかりませんでしたが、長老の一人が言います。「約束通りにユダ族から出たダビデの子孫、処女マリヤから生まれたイエスが、十字架刑で死んで復活し、死の支配者サタンに勝利したので、黙示を開いて封印を解くことができます」

そこで、小羊が第1から第4までの封印を解くと、4種類の馬が出てきました。

①「白い馬」(6:2)に乗っている者は弓を持っていて、冠を与えられ、勝利の上にさらに勝利を得ようとして出て行きました。

キリスト教を名乗る武力を用いた悪魔の使いが来て、宗教権威の冠を与えられ、世界的に多教派となり、人々は混乱します。キリスト教拡大とともに、植民地拡大と資本主義拡大が同時進行し、複数の覇権国家が世界に誕生しました。

②「火のように赤い馬」(6:4)に乗っている者は、地上から平和を奪い取ることが許されました。人々が互いに殺し合うようになるためでした。また、彼に大きな剣が与えられました。

革命と血による共産主義を用いた悪魔の使いが来て、戦争による殺し合いで平和を奪い、大量殺りく兵器で多くの人々を殺します。

「革命で血が流れる」とマルクス共産主義が言ったように、内戦や大戦の中で流血が起こり、共産主義が世界的覇権を握るようになり、グローバル化で経済的・政治的に国境がなくなり、世界共産化の中で世界統一が進んでいきます。

③「黒い馬」(6:5)に乗っている者は、はかりを手に持っていました。「小麦一枡(ます)は一デナリ。大麦三枡も一デナリ」と声がしました。

暗黒の恐怖である食料危機を用いた悪魔の使いが来て、世界的な飢饉を起こします。「食料を支配する者が人々を支配する」とキッシンジャーが言ったように、覇権者が食料の流通や種子を支配し、世界的に大量の死者が出ます。

④「青ざめた馬」(6:8)に乗っている者の名は死といい、後には地獄がつき従っていました。地上の4分の1を、剣とききん、死病、地上の獣によって殺す権威が与えられました。

死とハデスの武力を用いた悪魔の使いが来て、剣である戦争や飢饉、疫病などの死病、テロリストやマフィアという猛獣により人々が殺され、全世界の4分の1(約20億人)が死にます。

9節を解説すると、「第1から第4までの封印が解かれると、悪魔の使いが来て、①キリスト教の名で、世界的に覇権が拡大され、多教派を占めて人々を混乱させ、②共産主義を用い、革命の名の下に新しい世界秩序の戦争を起こし、人々を大量に殺し、世界を共産化し、③暗黒の恐怖である食料支配による世界的飢饉によって餓死者を増加させ、④あらゆる死で地獄に落とすため、戦争・飢饉・死病・テロリストなどにより世界の4分の1が殺された。その後に、イエス・キリストである小羊が第5の封印を解いたとき、聖書にある神の言葉を聖霊によって人々に語ったことと、自らのキリスト体験で立てた証しとのために殺された殉教者たちの魂が、審判前の祭壇の下にいるのを見た」となります。

2. 血の復讐

彼らは大声で叫んで言った。「聖なる、真実な主よ。いつまでさばきを行わず、地に住む者に私たちの血の復讐をなさらないのですか。」(黙示録6:10)

「おまえたちも外側は人に正しく見えても、内側は偽善と不法でいっぱいです。……おまえたちも父祖たちの罪の目盛りの不足分を満たしなさい。おまえたち蛇ども、まむしのすえども。おまえたちは、ゲヘナの刑罰をどうしてのがれることができよう。……それは、義人アベルの血からこのかた、神殿と祭壇との間で殺されたバラキヤの子ザカリヤの血に至るまで、地上で流されるすべての正しい血の報復がおまえたちの上に来るためです」(マタイ23:28〜35)

自分は宗教的に正しいと言い、偽善と不法でキリスト者たちを裁き、処罰し、処刑する人たちが、信仰の義人たちの近くに現れます。それは、不義な者が義なる者を迫害し、罪の目盛りの不足分を満たし、悪魔の手下として地獄の刑罰を受けるためで、神の国とその義とのために死んだ殉教者の正しい血の報復のためです。

アダムの子カインは、自分のささげものが神に認められず、弟アベルのささげものが高評価されたことをねたんで、弟を殺しました。この義人アベルから、旧約時代の殉教の歴史が始まりました。

「ユダのつかさたちが来て、王を伏し拝んだ。それで、王は彼らの言うことを聞き入れた。彼らはその父祖の神、主の宮を捨て、アシェラと偶像に仕えたので、彼らのこの罪過のため、御怒りがユダとエルサレムの上に下った。……神の霊が祭司エホヤダの子ゼカリヤを捕らえたので、彼は民よりも高い所に立って、彼らにこう言った。『神はこう仰せられる。「あなたがたは、なぜ、主の命令を犯して、繁栄を取り逃がすのか。」あなたがたが主を捨てたので、主もあなたがたを捨てられた。』ところが、彼らは彼に対して陰謀を企て、主の宮の庭で、王の命令により、彼を石で打ち殺した」(Ⅱ歴代誌24:17〜21)

祭司ゼカリヤは、神の言葉を伝えたために、宮でユダ王とつかさたちに殺され、旧約時代最後の殉教者となりました。

10節を解説すると、「旧約時代最初の殉教者アベルから旧約時代最後の殉教者ゼカリヤまでと、新約の時代に殉教して、正しい血を流した人々は、祭壇の下にいて御国に入ることを切望して大声で叫んで言った。『裁き主で救い主であるイエス・キリスト、聖なる、真実な主よ。いつまで最後の審判を行わず、地に住む悪魔の手下に迫害され、殺されて流した私たちの正しい血の報復として復讐をなさらないのですか』」となります。

3. 白い衣

すると、彼らのひとりひとりに白い衣が与えられた。そして彼らは、「あなたがたと同じしもべ、また兄弟たちで、あなたがたと同じように殺されるはずの人々の数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいなさい」と言い渡された。(黙示録6:11)

「まことに、あなたがたに告げます。これらのことが全部起こってしまうまでは、この時代は過ぎ去りません。……ただし、その日、その時がいつであるかは、だれも知りません。天の御使いたちも子も知りません。ただ父だけが知っておられます」(マルコ13:30、32)

世の終わりの時代に起こる、神の最終計画であるイエス・キリストの黙示は全て実現します。不義な者が義人を迫害して罪の目盛りの不足分を満たし、悪魔の手下が地獄の刑罰を受けることになります。

不信仰者と信仰者とを分け、不義と義を分けるための大試練が全部起こってしまうまでは、この大試練時代は過ぎ去りません。

11節を解説すると、「最後の審判はいつですかと殉教者たちが主キリストに言うと、彼らの一人一人に、審判前に御国に入る聖別の白い衣が与えられた。そして彼らは、『あなたがたと同じ献身者のしもべ、また奉仕者の兄弟たちで、あなたがたと同じように殺され、正しい血を流すはずの人々の数、御父が決めた殉教者の数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいなさい』と言い渡された」となります。

最後の審判が起こる日は、御父が決めた殉教者の数が満ちた日であり、イエス・キリストの黙示が全て開かれ、起こってしまった後です。これらの白い衣が与えられた殉教者たちは、最後の審判を受けることなく救われた者たちです。ついに大患難の中で、孤独な信仰生活をして殉教したキリスト者が正しい血を流し、新約時代最後の殉教者として数多く加わることになります。

まとめ

クリスチャンが神から求められている信仰は、御国に入るために献身し、イエス・キリストに学びつつ、御言葉に従って自己犠牲を払い、兄弟姉妹に神の愛で仕えることです。

結局のところ、最後の審判がいつであるかは、殉教者の数が御父の御心の数に達した時なのです。

ですから、教会が信仰による真の献身者を生み出すことが、最後の審判を早めることになります。教会が献身者たちを支えますので、教会を建て上げる営みは、最後の審判に向けたとても大切な信仰の努力です。互いに愛し合うこと、これがイエス・キリストの最後の戒めです。

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※ 本コラムでは、特に断りのない限り、聖書の引用は新改訳(第3版)を使用しています。

◇

岡田昌弘

岡田昌弘

(おかだ・まさひろ)

日本リバイバル同盟清瀬キングダムチャーチ牧師。東京中央神学校卒。NPO法人キングダム理事長、キングダム出版代表。ユーチューブで聖書メッセージを配信中。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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