世界的な福音派の組織である世界福音同盟(WEA)のブトロス・マンスール総主事は19日、世界的なエキュメニカル組織である世界教会協議会(WCC)の本部を訪問した。マンスール氏は、WCCの活動について説明を受けるとともに、ジェリー・ピレイ総幹事と面会するなどした。
WCCの発表(英語)によると、マンスール氏は、WEAの諸宗教渉外担当者であるサミュエル・ファンデルマース氏と共に、スイス・ジュネーブにあるWCC本部を訪問。WCCの朝の祈祷会に参加した後、ピレイ氏と面会した。
マンスルール氏は、WCCの活動や組織についてスタッフから説明を受けるなどした。この他、WCCの付属機関で、ジュネーブ近郊にあるボセイ・エキュメニカル研究所も訪問した。
マンスール氏は、WCC本部への招待ともてなしに感謝を表明し、「われわれは、この協力関係を大切に考えています」と語った。
ピレイ氏は、WEAとの対話の機会を歓迎し、「われわれは、平和構築、人権擁護、被造物の保護、相互尊重と祈りの精神のもと、キリスト者の一致を継続的に追求していく中で、互いに励まし合いながら、このパートナーシップをさらに強化していきたいと考えています」と語った。
WCC本部には、2021年にもWEAのトーマス・シルマッハー総主事(当時)とマース氏が訪問している。また、16年には、ボセイ・エキュメニカル研究所で両組織の代表者らによる会合が開かれている。この会合には、WEAのエフライム・テンデロ総主事(同)と、WCCのオラフ・フィクセ・トヴェイト総幹事(同)も出席。両組織のトップが参加し、双方に対する認識について議論するのは、これが初めてだった。
1846年に設立されたWEAは、世界に6億人いるとされる福音派を代表する組織。国レベルの福音同盟140以上、アジアや欧州など複数国にまたがる地域レベルの福音同盟9つのほか、さまざまな福音派の団体が加盟している。
WCCは、120余りの国や地域にまたがる350以上の教団・教派が加盟するエキュメニカル組織。20世紀初頭から始まったエキュメニカル運動の流れを受け、第2次世界大戦後の1948年に正式に設立された。プロテスタントの主流派が中心だが、正教会や聖公会も加盟しており、同じく6億人近いキリスト者を代表している。

















