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その時、祈りは聞かれた 穂森幸一

2025年11月14日09時28分 コラムニスト : 穂森幸一
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信仰による祈りは、病む人を回復させます。主はその人を立たせてくださいます。また、もしその人が罪を犯していたなら、その罪は赦(ゆる)されます。ですから、あなたがたは、互いに罪を言い表し、互いのために祈りなさい。いやされるためです。義人の祈りは働くと、大きな力があります。(ヤコブ5:15、16)

今年の2月に健康診断で、「心臓に異音があるので、大きな病院で精密検査を受けてください」と言われました。恐らく手術が必要であるから、専門の病院にかかる必要があるということでした。そして4月に一大決心をして、国立の専門病院に行きました。「精密検査の結果、僧帽弁閉鎖不全症が見られるが、心臓の働きは保たれています。悪い部分はあるのに他の臓器が補い合っている不思議な状態です。あと半年様子を見てから、手術に踏み切りましょう」ということでした。

そして、半年後に検査をして手術になるだろうということで、10月中旬に入院に必要な着替え、タオル、洗面用具などをキャリーバッグに詰めて病院に向かい、精密検査を受けました。ところが、ドクターの話では、「僧帽弁は黄色信号という状態ですが、心臓の働きは極めて良好ですので、手術の必要はありません」ということでした。

コロナ禍に海外交流が制限されたとき、ズームによるインターネットの国際祈祷会がインドの牧師の主宰で始まりました。世界同時に実施となると、時間差のため不都合な地域もあります。日本時間は午前3時なのですが、私は5年間参加を続けています。ズームを通してではありますが、毎週のように顔を合わせていると、諸外国の事情が伝わってきます。迫害に苦しんでいるとか、インフラが整わず、不便を強いられている地域などさまざまです。

このような国際交流を通して示されることは、日本は平和で安全な恵まれた環境にあるということです。同時に世界の多くの方々は日本に好意を持ち、日本の祝福とリバイバルのために熱心に祈ってくださっていることが分かります。

私が自分の病状を打ち明けたときにも、祈祷会のメンバーが祈ってくれました。検査日が近づくと南アフリカの姉妹は「祈りのうちに支えているから心配しないでね」と励ましてくれました。インド、ブラジル、英国の牧師が私の体調を気遣ってくれました。フロリダのJ氏は「祈っていたら示されたのだけれども、ドクターがこの手術は必要ないと言うかもしれない」と電話してきました。その電話を受けたときはまさかと思いましたが、実際にそのように告げられたときは驚きました。祈祷会のメンバーの祈りに主なる神が応えてくださったことを確信しました。

鹿児島では11年前に、神道、仏教、キリスト教、諸宗教が協力して、鹿児島県宗教者懇和会が結成されました。東日本大震災の被害者救済のために教派を超えて活動し、お互いの宗教施設の相互訪問などにより理解を深めていこうという運動でした。ウクライナ戦争が始まってから、毎月1回祈りの平和巡礼を共にするようになり、協力しています。

今年は日本に原爆が投下されてから80年目になるということで、原爆が投下された日本と原爆を製造した米国のニューメキシコ州で同時に平和行進をするということが昨年決まりました。6月1日にサンタ・フェで桜の記念植樹をしてから、平和行進に移り、同じ時間帯で、広島、長崎、鹿児島でも平和行進を実施することになりました。私は鹿児島での平和行進の責任者になるつもりでした。ところが、私の旅費のために寄付をしてくださる仏教徒がいらっしゃいましたので、急きょ参加することになりました。

このことを早朝のズーム世界祈祷会で話しましたら、米国の姉妹が「このイベントは背後で聖霊が働いておられますから、自分にも献金させてください」と訴えてきました。私も神様のご計画が隠されているかもしれないと思い、身を引き締めて参加することになりました。

サンタ・フェで桜の木を植樹するといっても、容易なことではありませんでした。砂漠気候に順応した苗木を用意しなければなりません。そのためには、専門家の手助けが必要です。幸いにも、私が数十年前に米国で研修を受けたときに関わりのあった人がアルバカーキに住んでいて、アルバカーキ植物園とつながりのあるクリスチャンを紹介してくれました。植物園の専門家が苗木の手配をしてくれましたので、サンタ・フェの大司教と共に植樹し、平和行進を行うことができました。

また、この機会に日本の仏教の方々と米国のクリスチャンたちが親睦を深め、お互いを知り合うことができました。また、現地のクリスチャンの案内で原爆の製造拠点であったロスアラモスを訪問し、オッペンハイマー研究所のスタッフの方々とも交流することができましたのは、予期せぬうれしいハプニングでした。神様の備えのおかげでスムーズに行事を行うことができて感謝しています。

日本は戦後、海外のインフラ整備、産業支援、農業支援、医療支援、食料援助などに官民問わず協力してきました。海外青年協力隊やNGOメンバーの、知恵を尽くし、努力を惜しまない献身的な活動は、大々的に宣伝されることはありませんが、現地の人々の心に届いています。平和的な活動に専念している日本の国民が救われるように、日本にキリストの福音が根付くように世界中のクリスチャンが祈ってくれていることを忘れてはならないと思います。この祈りは確実に届くことを信じています。

あなたがたがわたしを呼び求めて歩き、わたしに祈るなら、わたしはあなたがたに聞こう。もし、あなたがたが心を尽くしてわたしを捜し求めるなら、わたしを見つけるだろう。(エレミヤ書29:12、13)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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