イエスはまた彼らに語って言われた。「わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。(ヨハネ8:12)
この聖書を書いた使徒ヨハネは12弟子の1人で「イエスに愛された弟子」(ヨハネ21:20)と書かれてるように、イエス様に気に入られている弟子でした。そのヨハネは、いのちの光である神の愛と、神の全能性について深く書いています。
世の光とは、世の闇の中に輝く光です。聖書は、世界には光と闇の2つの領域があることを示しています。悪魔が支配している死の闇の中を生きている人間に、イエスによる聖霊のいのちの光が与えられると、その人は暗闇の中に輝くキリストにある世の光となり、キリストにある生きた証人となります。
「初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった」(ヨハネ1:1)
「この方にいのちがあった。このいのちは人の光であった。光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった」(ヨハネ1:4、5)
ヨハネの福音書では、光の性質である神キリストのうちにあるいのちの言葉について、実体験したことを書いています。私たちがイエス・キリストを信じて生き、ついにはキリストのおられる天の御国に行くときに、永遠のいのちの財産として御国で永遠に残るものは、キリストにある光の性質で、それは御霊の実です。
御霊の実は「愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制」(ガラテヤ5:22、23)。キリストの聖書の御言葉の悟りと人格形成は、天に積んだ永遠に朽ちない財産なのです。
「わたしは光として世に来ました。わたしを信じる者が、だれもやみの中にとどまることのないためです」(ヨハネ12:46)
いのちの光とは、道、真理、いのちである神のご性質で、福音の本質であり、イエス・キリストご自身です。聖霊により私たちは、いのちの光であるイエス・キリストを持つことができます。
闇とは偽り者である悪魔の性質で、滅びの本質であり、悪魔がもたらす永遠の死です。ですから悔い改めて、闇から光へ、世の偽りの世界から真理の世界へ、死からいのちの世界へ移され救われ、イエス様についていく者へと変えられる必要があります。
皆さんに、イエス・キリストの祝福と守りがありますように。
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